8月2日に同日発表されたランドクルーザー250とランドクルーザー70。すでに大盛り上がりな状況だがまだ販売会社には配車枠などは決定していないようだ。しかし、独自取材からそれぞれの生産予定が見えてきた。ここから推察できるおおよその販売予定に向けて、ランクル購入の準備を進めていこう。
※一部情報をアップデートしました(2023年8月17日12:00)
文:ジョー城ヶ崎/写真:ベストカーWeb編集部
■ランクル70が先陣を切って動き出す
待望の日本市場再導入が決まったランクル70。車両の詳細情報は、ベストカーWebに細かく熱く綴ってあるので、そちらを参考にしてほしい。
さて、2023年冬発売と発表されたランクル70の、「一般ユーザー向け」車両の生産は11月1日を開始予定として動いているようだ。この日程は、購入ユーザーへ対応するトヨタ販売店向けに発表されたもので、販売店はこちらのスケジュールをもとに動き出している。生産台数は月間に400台前後を予定しているという。
生産ラインは150系プラドを作っていた田原工場ではなく、ランクル300やこれまでも70を作ってきたトヨタ車体の吉原工場になる。
先に、一般ユーザー向けの車両生産は11月1日と記述したが、実は吉原工場で行われる国内向けのランクル70の生産は、9月初旬からスタートするという情報も入ってきた。ただこちらについては一般販売用の車両の生産開始ではないようで、カスタマーが受け取れる車両については11月以降の生産なのは間違いないようだ。
ここで振り返りたいのが、アル/ヴェル発表時の大混乱。この大きな混乱を招いた要因は、販売店向けの展示車・試乗車である。簡単に言えば、全拠点に販売当日までクルマを届けると言っていたのに間に合わなかったと悲しい歴史がある。これは当然全力で取り組んでいたにも関わらず、結果としてそうなってしまったというもの。
アル/ヴェルはトヨタも大切に売りたい車種だったが、販売開始時に全拠点へ展示車両を配備するという大きな目標は果たせなかったのだ。同じくランクルもトヨタの中では最重要車種の一つに挙げられる。販売店との綿密な連携はもとより、十分な販売環境を整えるのもメーカーの務めだろう。
したがって、発売時期が未定の状態で、9月から生産ラインを動かし、なんらかの調整をしている可能性があり、ここからもトヨタの本気度がうかがえる。詳細な販売スケジュールは追って発表されていくはずだ。
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