ミニバンは選択肢が豊富すぎるゆえ超絶悩む。だが、どうせ買うならば自分好みの特別感満載のモノを!! という人も多いハズ。そこで推したいのがセレナAUTECH(オーテック)だ。ファミリーでばっちりな使い勝手はもちろんなのだが、アウトドアも都会も似合うという文句なしの仕上がりなのだった。世のお父さん、セレナならオーテックという選択肢も是非に!!!!!!!!
文:小沢コージ/写真:小林岳夫
■e-POWERの電動感がイイ!! ライバルにない気持ちよさがウリ
いまやファミリーカーとして鉄板の選択であり、趣味多めなワル系おっさんの愛車候補になりつつある国産ミニバン。
去年から今年にかけてイッキに新世代が出揃ったわけだが、中でもほどよくバランスの取れたスッキリとしたフロントフェイス、クラストップの広さ、充実の先進安全を備えているのが新型日産セレナだろう。
とくに独自ハイブリッドを備えたe-POWERがヨイ。トヨタはますます燃費性能を磨き上げたが、エンジンが突如かかるクセは残ってるし、e-POWERも加速をほぼ電動モーターで行うシリーズハイブリッドってところはホンダe:HEVと同じだが、電動感の面白さではe-POWER!!
発進したとたんにグイっと飛び出る爽快な加速感じゃ1枚上手。運転していて楽しいのよね。
■ほどよいワルさがイイ!! 価格も納得
ただし、唯一少々ワル系おっさんに響かないのが演出面かもしれない。ワイルドさとクリーンさのちょうど中間ぐらいの新Vモーショングリルは悪くない。
とはいえノーマルハイウェイスターVだとちょいフツーすぎる。もうちょっとシブみというか都会にあった洒落た演出がなされていればいいのだが……。
そこで気になったのがスペシャルカスタムグレードのセレナAUTECHだ。カタログの最後の方に出てくる仕様だが、実は長年GT-Rコンプリートカーなどを手掛けてきた「日産モータースポーツ&カスタマイズ(旧オーテックジャパン)」が手掛けた仕様。
メタル調フィニッシュのエクステリアパーツやスペシャル内装パーツを潤沢に備え、オマケに普通にディーラーでカタログモデルとして選べるのがいい。価格的にもベースとなったハイウェイスターVの約46万円高と趣味系オッサン射程圏内だ。
特にいいのは絶妙にちょいワルな世界観。果たして実物はセレナ本来の使い勝手をどれだけ抑えつつ、夜の都会にも似合うムードを纏っているのか。
ワルな小沢にも納得の“ミニバン二刀流”なのか? 勝手に借り出して独断と偏見でジャッジしてみた。
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