初代ジュークは2010年に誕生し、衝撃的なデザインということもあり大ヒットしたが、2019年に登場した2代目は日本に導入されなかった。代わりにキックスが導入されたのだが、いまだにジュークの日本復活を望む声も多い。そのジュークの欧州仕様がアップデートされたというので、どこが変わったのか紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/欧州日産
■初代ジュークに設定されていたイエローが復活!
2019年末をもって生産終了となった初代ジューク。欧州では2019年9月に2代目へとフルモデルチェンジしたが日本には導入されなかった。
プラットフォームはルノー日産の上級小型車向けプラットフォーム「CMF-B」でルノークリオ(日本名:ルーテシア)が使われている。
実質的な後継車として2020年6月に日本導入されたのがキックスだった。しかし、斬新なデザインであっと言わせた初代ジュークに比べるとインパクトがなかったのも事実。
いっぽう、2代目ジュークは大きく張り出したフェンダーデザインや丸形&ホークアイを組み合わせた異型のツインライトなどは初代を彷彿させてカッコいい。
2代目ジュークのボディサイズは全長4210×全幅1800×全高1595mmで、全長4290×全幅1760×全高1605mmのキックスとそう大きくは変わらない。
キックスよりもクーペルックで、使用されるプラットフォームが最新のCMF-Bプラットフォーム(キックスはVプラットフォーム)。ちなみにジュークは日産英国サンダーランド工場、日本仕様のキックスは日産タイ工場で生産されている。
そんななか、2月14日(現地時間)、欧州日産は登場以来初めて大がかりな改良を受けたジュークを発表した。はたしてどんな改良内容なのか見ていこう。
まず、初代ジュークで好評だったイエローが復活。厳密には初代のサンライトイエローよりも色合いが異なり、若干薄い。
2代目ジュークが欧州で導入された時、最も多く聞かれた質問は「黄色のジュークはあるか?」だったという。今回の改良の機会にそうした声に応えたというわけだ。
さらにノーマルモデルよりもダイナミックさを強調する「N-SPORT」という新グレードが追加された。ブラックのルーフ、ホイール、ドアミラー、ホイールアーチインサート、グリル、AピラーとBピラーとのイエローのコントラストによって強調されている。
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