2021年の東京五輪・パラリンピックや東京湾アクアラインで試験的に行われた、高速道路の通行料金を時間帯などで変える「ロードプライシング」。これを2025年度以降、順次全国の高速道路でも導入されることが発表されたが果たしてどうなるのだろうか。
※本稿は2024年5月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部、AdobeStock、スバル
初出:『ベストカー』2024年6月26日号
■高速道路の通行料金に時間帯による変動制導入か
高速道路の渋滞緩和策として、東京湾アクアラインなどでもすでに導入されている高速料金変動制を、2025年から順次、全国の高速道路にも導入していく方針を発表しました。
■片岡氏のコメント
一般道だけでなく高速道路も慢性渋滞に悩まされている。渋滞緩和のために政府は、高速道路の通行料金を時間帯などで変える「ロードプライシング」を2025年以降、全国へ本格導入する方針を打ち出した。
すでに2021年の東京五輪・パラリンピックや東京湾アクアラインで社会実験として行っているが、ある程度の成果が見られたから、全国へ本格導入する方針を固めたのだろう。ロードプライシングで時間帯やルートによってきめ細かい割引を行うには、キャッシュレスのETC専用化が不可欠。
渋滞が減ることはカーボンニュートラルの観点からも好ましいから、時間帯によっては半額にするくらいの大胆な料金体系見直しを断行してほしいもんだね。
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