バイク旅が快適! 電子制御シフトやACCなど「電脳化」が光る国産ツアラー5選

 ほかにも、スロットルを操作せずに設定速度を維持できる「スマートクルーズコントロール」や、アクセルやクラッチレバーの操作をせずにシフトチェンジ(アップ/ダウン)が可能な「双方向クイックシフトシステム」なども採用。ロングツーリングなどでの疲労度を軽減する数々の装備を備えています。

 価格(税込み)は205万7000円です。



ロングツーリングなどでの疲労度を軽減する数々の先進装備を備えるGSX-S1000GX

ホンダ・CRF1100Lアフリカツイン

 ホンダのアドベンチャーモデル「CRF1100Lアフリカツイン」は、オンロードはもちろん、悪路走行も含めた幅広いフィールドでのツーリングに最適なモデルです。

 ラインアップには、ロングストロークサスペンションの採用で、高いオフロード性能を実現する「CRF1100Lアフリカツイン<s>」と、電子制御サスペンション仕様の「CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES」を用意。また、それぞれに、クラッチレバーやシフトペダルの操作が不要なAT機構と、左ハンドルのシフトスイッチで変速可能なセミオートマ機構を合わせ持つ「DCT(デュアル クラッチ トランスミッション)」仕様も設定。全4タイプの豊富なバリエーションを誇っています。



CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES DCT



CRF1100Lアフリカツイン DCT<s>

 エンジンには、オフロードでのエキサイティングな走りから長距離での快適性を追求した1082cc・水冷直列2気筒を搭載。ライダーの操作要求に対しリニアに反応するスロットルバイワイヤ、緻密な車体コントロールを実現する6軸IMUなどとのマッチングにより、さまざまな電子制御システムを採用していることがポイントです。

 たとえば、オンロードからオフロードまで、多様な状況に応じたパワー特性を選択できる「ライディングモード」。これには、主に以下4つのタイプを用意します。

・「TOUR」:旅の荷物を積載した状態でも力強い加速フィールを実現
・「URBAN」:市街地からワインディングまで幅広いシチュエーションをカバー
・「GRAVEL」:フラットダートなどの悪路でも安心感のあるパワーデリバリーを実現
・「OFF ROAD」:本格的なオフロード走行が楽しめるモード

 また、これらに加え、パワーフィールやエンジンブレーキの効きなどをライダーの好みの組み合わせにできる「USER1」「USER2」モードも用意し、全6タイプを選択可能です。

 さらに、CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESやそのDCT仕様が採用するショーワ製電子制御サスペンション「EERA」は、オンロードとオフロードそれぞれに求められる特性を高次元で両立している優れモノです。「MID」「HARD」「SOFT」「OFF ROAD」「USER」といった5つのサスペンションモードを持ち、上記のライディングモードに応じて、最適なサスペンションモードを自動で選択し、パワー特性にマッチしたサスペンション設定を実現します。



電子制御サスペンション「EERA」など先進装備を持つCRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES(写真は欧州仕様車)

 なお、2024年にマイナーチェンジを受けた現行モデルでは、CRF1100Lアフリカツイン<s>の前後にチューブレスタイヤを採用。大型で5段階の調整が可能なウインドスクリーンも追加し、実用性をアップしています。

 また、CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESでは、フロントホイールを21インチから19インチに変更。ワイドなフロントタイヤも採用し、オンロードの走行性能を向上しています。加えて、アッパーミドルカウルの形状を変更し、ライダーが体に受ける前方からの走行風の流れを制御。長距離走行時などで疲労を軽減する効果を生み出しています。

 ほかにも、両タイプには、シートの高さを2段階で調整可能なアジャスタブルシートを装備し、さまざまな体型のライダーに対応。高速道路などで、アクセル操作なしで設定速度を維持する「クルーズコントロール」など、快適なツーリングを堪能できる装備も満載です。

 価格(税込み)は、163万9000円〜205万7000円です。



CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツESでは、2024年モデルでフロントホイールを21インチから19インチに変更。ワイドなフロントタイヤも採用し、オンロードの走行性能を向上している

ホンダ・レブル250 E-クラッチ/Sエディション E-クラッチ

 ホンダの「レブル250」シリーズは、いわゆる生粋のツアラーとは異なりますが、直線路などを快適に走れるクルーザーモデルですから、やはりツーリングに最適なバイクだといえます。しかも、2025年3月には、最新の電子制御シフト機構「ホンダE-クラッチ(Honda E-Clutch)」を搭載した「レブル250 E-クラッチ」と「レブル250Sエディション E-クラッチ」も発売。電脳化により、さらに快適なバイク旅を楽しめるタイプも選べるようになりました。



ホンダ・レブル250 E-クラッチ



ホンダ・レブル250Sエディション E-クラッチ

 低回転域から扱いやすい249cc・単気筒エンジンと、シート高690mmという抜群の足着き性などで、初心者からベテランまで、幅広いライダーに支持を受けているのがレブル250と、ビキニカウルなどを装備したレブル250Sエディション。一部仕様変更を受けた2025年モデルでは、ハンドル形状を見直しポジションの最適化を図るとともに、シート内部の素材を変更して快適性の向上などを図っています。



ホンダ・レブル250(スタンダード仕様)

 そんなレブル250ですが、スタンダードの6速MT車に加え追加された仕様が、ホンダE-クラッチを搭載したレブル250 E-クラッチ。また、ビキニカウル付きのレブル250SエディションはホンダE-クラッチ搭載車のみの設定となりました。

 このホンダE-クラッチとは、従来のMT(マニュアル・トランスミッション)仕様と同様にクラッチレバーとシフトペダルを備えつつも、最新の電子制御技術で最適なクラッチコントロールを自動制御する機構のことです。

 これにより、MT車ながら、発進、変速、停止などでクラッチレバーの操作は一切不要。変速操作自体は、通常のMT車と同じくシフトペダルで行いますが、クラッチレバー操作がないため、渋滞路の低速走行や細い路地のUターンなどで、エンストによる転倒の心配はほぼ皆無。また、クラッチレバーなしでシフトのアップ・ダウン操作をスムーズに行えるため、スポーツ走行時にはクイックシフターのような使い方もできます。

 加えて、電子制御によるクラッチコントロール中でも、ライダーがクラッチレバーの操作を行えば、通常のMT車のように手動によるクラッチコントロールも可能。さらに、システムの作動をオフにすることもできるため、一般的なMT車のように乗ることも可能です。

 価格(税込み)は、レブル250 E-クラッチが69万3000円。スタンダードのレブル250が63万8000円なので、E-クラッチ搭載車は5万5000円アップとなっています。また、ビキニカウル付きのレブル250Sエディション E-クラッチは73万1500円です。



写真のレブル250 E-クラッチほか、スタンダード仕様やビキニカウル付きなど全3タイプを選べるようになった

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/486300/

バイク旅が快適! 電子制御シフトやACCなど「電脳化」が光る国産ツアラー5選【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/486300/486329/

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