ミッションにはシフトアップ/ダウンに対応したクイックシフターが装備され、クラッチ操作なしでシフトチェンジを行なえる。
電子制御は最新のものが投入され、IMU(6軸慣性計測ユニット)による全ライディングシステムの制御、4つのプリセットライディングモードに加えてユーザーカスタマイズオプションを搭載するTBW(スロットル・バイ・ワイヤ)制御、エンジンパワー(EP)とエンジンブレーキ(EB)の3段階調整、HSTC(ホンダセレクタブルトルクコントロール)の3段階調整など高いレベルで制御・調整される。
TBWは、エンジンパワー、エンジンブレーキ、HSTCの設定をプリセットした4つのライディングモードに加え、ライダーが好みに合わせて各設定を自由に組み合わせられるユーザーが設定できるオプションにより、ライダーに最大限のエンジンコントロールを提供。モード選択は左ハンドルバーのトグルスイッチとTFTスクリーンで行ない、サスペンションも選択したモードに応じて適切な減衰力を発揮するように調整される。「STANDARD」モードは、EP、HSTC、EBの各設定を中間値に設定。キャブレター搭載車のようなフィーリングと乗り味を再現するように設計されており、扱いやすい特性となる。「SPORT」モードは、EPを最大、EBとHSTCを最小に設定することで、スロットルレスポンスを向上させ、大型バイクならではの最高のパフォーマンスを発揮する。「RAIN」モードは、EPを最小に設定することでスロットルレスポンスを穏やかにし、EBは中間、HSTCは最大に設定。低速域でのパワーとトルクの伝達は、主に1速から3速に集中している。「TOUR」モードは、出力特性は「STANDARD」モードと同じとなるが、ダンピングフォースが速度に応じて変化。これは「TOUR」モードのみの特徴となっている。「USER」モードではライダーが各パラメーターの設定を自由に選択し、保存して後で使用することができるようになっている。
エンジンパワーとエンジンブレーキはそれぞれレベル1~3まであり、3が最大レベルとなる。また、HSTCも3段階のレベルがあり、各レベルの介入量はIMUからのリアルタイム入力(ヨー/ロール角と角速度)に基づいて最適化されている。HSTCもエンジンパワーとエンジンブレーキと同様に、レベル3が最も高い介入レベルとなる。HSTC作動中はメーターパネルにインジケーターが表示されるようになっており、完全にオフにすることも可能だ。
5インチTFTスクリーンとフルLEDライトを装備
「CB1000GT」のコクピットの中心に装着される5インチフルカラーTFTスクリーンは、光学ボンディング技術を採用することで明るい日差しの中での視認性を向上。カバーガラスとTFTスクリーンの間の隙間を樹脂で密閉することで、反射を低減し、バックライトの透過率を高めている。「バー」、「サークル」、「シンプル」といった表示パターンを選択でき、「Honda RoadSync」によるiOS/Androidスマートフォン接続にも対応。この機能は、左側のハンドルバーにあるシンプルで使いやすいバックライト付き4方向トグルスイッチと組み合わせることで、画面上でターンバイターン方式のナビゲーションを操作したり、Bluetooth対応ヘルメットヘッドセットを介してライダーが通話したり音楽を聴いたりすることも可能だ。また、スマートフォンなどの充電用にスクリーンの右下にはUSB Type-Cソケットが装備され、キーレスシステムも採用されている。
ライト類はフルLEDとされ、ウインカーは車線変更やコーナリング後に自動的に消灯する。また、ESS(緊急停止信号)機能も搭載されており、急ブレーキ時にはハザードランプが点滅して、他の道路利用者に急停車していることを警告するようになっている。
ヨーロッパ向けには「コンフォート」、「スポーツ」、「アーバン」という3種類のアクセサリーパックが用意される。「コンフォート」パックはGTのツーリング性能をさらに高めるために開発され、ハイスクリーン、コンフォートメインシートとピリオンシート、アッパー&ロアディフレクター、そしてフォグライトが含まれる。「スポーツ」パックはスポーティなルックスを与えるもので、アンダーカウル、タンクサイドデカール、エンジンガード、ホイールストライプが含まれる。「アーバン」パックは日常使いや荷物積載性を最大限に高めるアーバンパックには、50Lトップボックス、リアキャリア、そしてアラームシステムが含まれる。これらのパックに含まれるアクセサリー類は個別に購入することも可能となっており、アクラポヴィッチ製スリップオンマフラーや、Gilles Tooling社との提携によるビレットパーツコレクションなども用意されている。
充実した装備とホーネット譲りのパフォーマンス、そしてロングランをこなすこの「CB1000GT」は、先行するライバルたちを脅かす存在となることは間違いない。日本への導入については現在のところ未定だが、この美しく速いスポーツツアラーを望む声は少なく無いはず。早期の導入を期待したいところだ。
CB1000GT主要諸元(2026)
・全長×全幅×全高:2135×930×1290mm
・ホイールベース:1465mm
・シート高:825mm
・車両重量:229kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒1000cc
・最高出力:110.1kW(149.7PS)/11000rpm
・最大トルク:102N・m/8750rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:21L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-17、R=180/55-17
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/498535/
ホンダ新型スポーツツアラー「CB1000GT」発表! ホーネットベースの3車種目がEICMA2025で公開【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/498535/498672/







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