従来の“バイク屋”から脱却したカワサキはなぜ成功した?
ここまでの紹介で、カワサキプラザはエンジンオイルの匂いが充満する従来の“バイク屋”のイメージからかけ離れているのがお分かりだろう。店内に漂うアロマ「グリーンエスケープ」の名の通り日常からエスケープ=解放され、カワサキワールドへの入口になっている。
店舗数は4月1日時点で全国87店まで拡大し、2023年度もさらに約10店の出店が計画され100店に迫る勢いだ。店舗経営者にとって車種をカワサキ一本に絞ることは賭けでもあり、従来のバイク屋とは異なるショールームに改装する投資額も非常に大きい。
それでも拡大し続けているのはカワサキの商品力の強さにある。2020年1月以降、カワサキの大型バイクはプラザのみでの販売に切り変わったが、プラザがスタートして以来2017~2022年度までカワサキは大型バイクで国内シェアトップを独走しているのだ。
これはちょうどベストセラー・Z900RSが発売されたタイミングと重なり、カワサキは製品と販売店の施策を周到に準備していたことが伺える。Zという偉大なアイコンとライダーとの接点である店舗の複合的な攻めの展開がカワサキ躍進の大きな要因なのだ。
カワサキプラザ大阪鶴見
所在地:〒538-0053 大阪府大阪市鶴見区鶴見4-4-1
営業時間:10:30~18:30
定休日:毎週火曜日、第1・3・5月曜日、特別休業日
TEL:06-4255-5155
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