「さがみ湖MORI MORI」では、待ちに待った関東最大級600万球のイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」が開幕した。富士急行が開催した事前の報道関係者向けのプレイベントで取材したのでレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■富士急バスのセレガかな?
「さがみ湖イルミリオン」は、都心から約50分の広大な土地と高低差を生かした光の絶景を満喫できるイルミネーションイベントだ。今年は「リラックマ」や「すみっコぐらし」などのサンエックスの人気キャラクターが集結する「サンエックスキャラクターズイルミネーション」エリアが登場する。
イルミリオンのプレス向け取材用貸切バスは富士急行の手配で新宿から出るのだが、多い時で富士急バスの貸切車が1台または2台というのが例年だ。乗り場に行くと昨年よりも明らかに人が多い。コロナ明けというにはとっくにその時期は過ぎているし、なぜだろうと首をかしげていると受付が始まった。
あらかじめ申し込んでいる媒体名と氏名を告げて、座席は指定されていないが号車は指定されているので1号車に乗り込む。いつもの富士急バスの日野セレガだ。後部がサロンになるタイプのシートレギュレーションだったので、若干シートピッチが広い最後尾に席を取りシートベルトを締める。
■富士急行が目測を誤る?
さて、本日は何台のバスが出ているのかと見まわしてみると、なんと3台のバスに分乗していた。しかも2号車以降は富士急バスではなく京王バスのセレガだ。こんなことは初めてである。富士急行主催のプレスツアーは年に最低3度はある。春の芝桜、夏の富士急ハイランド、そして冬のイルミリオンだ。これらに年によっては新しい施設が誕生したりリニューアルしたりしてプラスアルファというのが通例である。
しかし今までただの一度も富士急バス以外の事業者の貸切車が来たことはなかった。富士急行が主催して富士急行の施設を回るのに自社(富士急バス)以外のバスを使うことは考えられないのだ。しかし、確かに目の前にいる2号車と3号車は京王バス中野営業所のセレガだ。
もっともメディアに人気があり注目されるのは夏の富士急ハイランドである。毎度3台以上のバスが出る。しかしイルミリオンは夏と比較してメディアの参加は少ないのだが、今年はコラボ対象のおかげなのか、イルミネーションが流行なのかはともかく、かなり多くのメディアが注目しているというのは3台の貸切車を見ればわかる。
富士急行宣伝部はメディアがこれだけ注目して参加するとは思わず目測を誤ったのかどうかは知る由もないが、とにかく急激に増加した記者の人数分だけ急きょ京王バスに応援を依頼したということだろうか。そんな多くのメディア注目のイルミリオンを見てみよう。
■点灯式
会場に到着すると、今年のイルミリオンの概要が説明された。「リラックマ」「すみっコぐらし」「たれぱんだ」「アフロ犬」「こげぱん」「にゃんにゃんにゃんこ」「センチメンタルサーカス」の7キャラクターと一緒に写真を撮れるイルミネーションスポットが多数設置されるほか、さがみ湖イルミリオンオリジナル【ぶらさげぬいぐるみ】などのコラボグッズやノベルティ付きコラボフードも楽しめる。
イルミネーションなので、言葉で説明するよりも写真を見ていただいた方が早いので、バスマガジンWEBまたはベストカーWEBで、あるいは画像ギャラリーからご覧いただきたい。(イルミネーション撮影データ:CanonEOS1DX EF40mmF2.8STM 1/125秒 f/2.8 最高ISO感度25600)