別冊ベストカー『Fun to Drive! TOYOTA クラウン SPECIAL』が好評発売中です(税込1500円)。いよいよ「エステート」が発売開始になり、改革クラウンのフォーメーションが完成。それを機に作った「丸ごと1冊クラウンだらけの別冊」です。その本の中から注目記事をピックアップしてお送りします。
文:松田秀士、国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ついに揃ったクラウン4兄弟を見比べてちょーだい!!(14枚)画像ギャラリートルクで蹴飛ばす爆発力に感動! 唯一無二のクラウンを味わえる 松田秀士は【クロスオーバーRS】を選ぶ
初めてクロスオーバーRSで峠を走った時の感動が忘れられない。直4、2.4Lターボのデュアルブーストターボハイブリッドを纏うE-Four Advanced。THS系E-Fourとは異なる構造と制御だ。
トランスミッションは6ATで、アクセルのオン/オフに対するロックアップされたダイレクト感は、他タイプと一線を画す。ターボエンジンの出力は272ps/46.9kgm 。最高出力より46.9kgmの最大トルクに驚かされる。システム最高出力は349ps と車重1910kgには必要十分以上!
ボクが峠で感動した、その走りとはコーナリングだ。クイックなコーナーへのターンイン。DRS(後輪操舵)が速度に合ったトーコントロール。そこから脱出に向けてアクセルを踏み始めると、リアモーターが俄然トルクで蹴飛ばし始める。
実はこの時、前輪を駆動させると同時にフロントモーターが発電し、その電力をリアモーターに送り駆動させている。つまりPHEVのように大きなバッテリーを搭載しなくても、いつでもリアモーターのパワーを最大限に引き出せるのだ。そのメカニズムとハンドリングは、クロスオーバーRSにしかない。
■次点/スポーツRS
PHEVゆえにフロントモーター出力が182㎰/27.5kgmと強力。異次元加速性能がハンドリングの幅を大きく広げる。
これ1台あればすべてカバーできる。『ランドスケープ』があれば文句なし!国沢光宏は【エステート】を選ぶ
私のライフスタイルで考えるのなら、迷うことなく広いラゲッジスペースを持つクラウンエステートでしょう。このクルマなら1台持ちですべてカバーできる。東京都だと補助金たくさん出るため、当然ながらPHEVであります。
クラウンクロスオーバーにラインナップされた『ランドスケープ』があれば文句なし! いや、なくても車高を少し上げてオフロードも走れるタイヤに交換すればいい。
PHEVは重い電池を床下に搭載しているため、20〜30mm車高を上げたって、走りの質感が落ちないと思う。最低地上高が200mmくらいあると、雪道や未舗装路の走破性能イッキに上がります。
また、クラウンシリーズはTOPバッターのクロスオーバー以降、バリエーションモデルが出る度にインテリアの質感など上がってきた。スポーツなんか皆さん絶賛である! 4作目となるエステートになると、エクステリア&インテリアともに一段とグレードアップされた感じ。
ボディカラーはクラウンシリーズがウリにしてるゴールド系を苦手とするため(クラウンクロスオーバーもゴールド以外だと大きくイメージ変わる)、赤ですね。
■次点/クロスオーバー
クロスオーバーの特別仕様車「ランドスケープ」が次点(販売は終了している)。どんな評価軸から見ても魅力的だし、アクティブな人なら使い倒せるモデル。
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