■発車前に運転士が対応するのか?
額面通り受け取ると、乗車せずに払い戻しを受けるのは、バス停まで行きやってきたバスの運転士に不乗証明をしてもらい、その乗車券は東京駅等の同社窓口までもっていかないと払い戻しは受けられないことになる。
乗らないのにバスが来る時刻にバス停に行って不乗証明をもらう手間と、東京駅まで行かなければ払い戻しを受けられない不便さはどうするのだろうか。また運転士にしてもダイヤで運行しているのに、不乗証明のために時間を割くことなる。
■合理化の勘違いなのか?
このような理不尽な例は全国にいくらでもあるだろう。合理化のために窓口を閉鎖することも普通に行われており不思議はないが、乗客にも運転士にも不便を強いる合理化は果たして合理化と言えるのか検討する必要がある。
ちなみに前述の館山駅の場合、同社の館山支店であっても払い戻しの取り扱いはしない。一般路線バスの定期券や回数券は支店で対応するのに、乗客からすれば納得のいくものではないだろう。
このような事例が常に起こるとは思わないが、完全にネット購入に移行しない限りは、ちぐはぐな不便は続くだろう。乗客に不便を強いるのは減便や路線廃止だけではなさそうだ。
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