超ド級の迫力! 桁下4.1mを大型バスがギリギリ通過する川崎工場夜景コースがハンパなかった


 WILLER EXPRESSが6月と7月の9日間限定で運行した川崎工場夜景コース。東京レストランバスで初の試みであったが、人気のあまりチケットは即完売してしまったほど。そこで当初予定のなかった8月と9月に急遽ツアーを追加したのだ。このツアー最大の見どころは乗車するエアロキングのオープンエアーという点。そして桁下ギリギリを通過するコースにあった。その迫力たるやすさまじく、その様子をレポートする!!

文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)

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がんばれエアロキング!

 東京駅丸の内の丸ビル前で待っていると、おなじみエアロキングがさっそうとやってきた。運転士は2名乗務のレストランバスだ。高速バスで大活躍したエアロキングも徐々にその数を減らしている。オープントップ改造車とは言え、エアロキングが現役で走っているのはやはりうれしい。

出発は東居駅丸ビル前

 乗車するとすでに前菜が配膳されており、ドリンクのサービスが始まる。なおドリンクの料金は別だ。まだ明るい18時にエアロキングは東京駅を発車した。このコースは降車地が「川崎駅東口 ラ チッタデッラ前」で東京駅ではない。

 これは川崎市の協力のもとで経路選定や観光地を選定したので、降車後の川崎の夜を楽しんでほしいとの考えからだ。

東京駅の段階でドリンクサービスが始まる

 まだ帰宅中の人が多い官庁街を抜け、東京タワーや増上寺を車中から見た後、首都高速に入る。首都高速走行中は安全のためルーフは閉じられ、ドリンクサービスは一時中断する。しかしエアコンは効いているので快適だ。レインボーブリッジを渡るころには夜のとばりが降りはじめる。

工場群を走行!

 工場夜景というと高台から俯瞰(ふかん)で見るという先入観がある。首都高速から見えなくもないが、エアロキングはなんと工場群の中を走行する。

 夜景としては目の前にあり、俯瞰をイメージをしていたのでがっかりするが、それは最後にちゃんと用意されているのでここではダブルデッカーならではの楽しみ方をする。

 自動車の全高は道路運送車両法で3.8m以下と決められているのでダブルデッカーであってもスーパーハイデッカーであっても3.8mまでの全高で設計されている。

 工場群の中を走るエアロキングは高さ制限4.1mの工場施設の下を何度かくぐるのだ。わずか30cm程度の隙間しかないところをオープントップで走行するのは圧巻だ。

車内からはかなりの高感度撮影が必要?

 扇町、水江町、千鳥町と工場群を通過し、2度の降車見学ができる。バス走行中の夜景撮影にはかなりの高感度に耐えるカメラと明るいレンズが必要だ。

 しかし降車見学ではスマホの夜景モードでも十分に撮影ができるので、普段は使わないモードでもよく確認しておくと良い。当然だが夜景撮影では人物を入れる以外でストロボは何の役にも立たない。

俯瞰も用意されていた!

 工場群を抜けると再度、首都高速に入り川崎線から羽田空港の夜景や俯瞰で見る工場群を楽しむことができる。最後の最後にイメージ通りの工場夜景とご対面だ。

降車見学ではスマホでも撮影が可能だ

 ところでレストランバスの料理だが、首都高速の走行時間が比較的長いため、以前に乗車した東京都内の夜景コースよりも若干少ない感じだ。それでもスイーツはキッチリ2品あるので女子でも大満足間違いなしだ。

 川崎駅到着前にシェフが1階の厨房から2階席の各テーブルまであいさつにくるので、料理の感想を述べるのがプロトコールと大げさなことは言わないまでもテーブルマナーだ。

この黒ビールが最高だった!

 ここで提供される川崎産クラフトビールは黒ビールだが、何とも香ばしくて今まで飲んだ黒ビールのなかでトップクラスだと感じた。なぜなのかはご自身の舌で味わって、瓶の成分表示をご覧いただければ納得するはずだ。

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