行くのにバスが要る温泉街
現在の糠平は、公共交通機関を使うならバスかタクシーでないと来られない温泉街の一つになっている。泉質は無色透明で柔らかく大変入りやすい。
糠平には温泉宿を筆頭に、鉄道系/自然系の資料館といった見学スポットが設けられているほか、アーチ橋やトンネルなど鉄道の遺構も点在している。冬場になると隣接するスキー場もオープンする。
1年のうち湖に沈んで見えなくなる期間が長いことから、「幻の橋」と呼ばれる有名なタウシュベツ川橋梁への拠点でもある。橋が顔を出している時に近くまで行くなら、現地のガイドツアーを申し込むのが確実な方法だ。
15:31営業所着のバスで来て、すぐ折り返して帰る場合の便は営業所16:42発だ。1泊して翌朝バスが早朝と夕方しかない!!なんてことはなく、営業所10:13発と、宿のチェックアウト時間に合わせたような丁度良い便が設定されている。
ちなみに、国鉄士幌線の糠平駅は温泉街の端から500mほど離れた場所(今は鉄道資料館になっている)にあり、温泉街の中に営業所と停留所が一つ設けられている現在のほうが利便性は高くなっている。
十勝バスと北海道拓殖バスが運行する国鉄士幌線の代替バスは、途中下車ができる余裕や便の時間設定を加味すると、廃線探訪や観光目的にもなかなか使いやすい好路線と言える。
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