熱海市の初島と十国峠を中心とする観光エリアで、富士急によって人気キャラクター「ピングー」とのコラボ企画第二弾が開催されている。現場はあの島内にバスがないのにバス停のようなものがある(!?)初島。そしてさらに十国峠にもピングーとの多くのコラボが誕生、レア車の乗りバスとともに報道公開されたこのキャンペーンをレポートする。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
バスがないのにバス停がある初島に続き十国峠へ
以前に首都圏からもっとんも近い離島と言われる熱海市の「初島」と「ピングー」コラボの記事を掲載したが(参考記事を参照)、今回はその初島とともに十国峠にもピングーとの多くのコラボが誕生する。
熱海駅から貸切バスで十国峠、熱海港から初島へと渡り取材する予定だったのだが、結論を先に言うと初島へは渡れなかった。その顛末とバスファン向けにちょっと珍しいバス写真も掲載したので、全写真掲載のバスマガジンwebからご覧いただきたい。
十国峠はせっかくなので山頂へ!!
熱海駅から十国峠への公共交通機関は伊豆箱根バスだ。本数はそう多くはないので、ダイヤを確認することをお勧めする。当地から山頂まではケーブルカーが運行されていて、そのうちの1両がピングーコラボになっている。
下の駐車場からでも十分に美しい富士山を眺めることができるが、山上まで行けばパノラマの中の富士山全体が眺望できる。ところが、天候は快晴なのだが折からの強風でケーブルカーが運行できず運休状態だった。
グルメメニューではクラムチャウダーが絶品!!
運営する富士急行では報道関係者を招いた手前、取材ができないでは済まされず、急きょ業務用の道路を使い自家用車で希望者を山上までピストン輸送することになり、ようやくたどり着いた。
結局強風はすさまじく、山上駅付近に立つと撮影するどころではなく体が吹っ飛んでいきそうな勢いだった。
これでは運休も無理はない。それだけ開けた場所だという意味だ。建物の外に出ることが難しいので、展望台内でコラボメニューを試食することにした。ピングーコラボの3種類のおにぎりとクラムチャウダーと“雲おいもラテ”を注文。
海苔を加工して具材を乗せただけのシンプルなおにぎりだが、これがなかなかのアイデアもの。温かくて美味しく、寒い時期にぴったりだ。
そしてぜひとも組み合わせてほしいのがクラムチャウダー。おにぎりとの相性もなかなかよろしく、味も絶品。見た目も楽しいメニューたちだ。風と寒さを避けて展望台の喫食スペース内でいただきたい。