平成の時代の最高傑作をたずねられたとき、クルマ好きの多くが真っ先に車名をあげるのが、8代目のR32型スカイラインではなかろうか。長い日産車史上でも、R32系スカイラインは他を圧倒する人気車となっている。
なかでも突出して評価が高く、今も憧れの存在となっているのが、ノーマル仕様から3か月遅れて登場したイメージリーダーである2ドアスボーツクーペ「GT-R」だ。型式はBNR32で、平成元年、西暦では1989年の8月に正式発売された。
本稿ではそんな「R32型スカイラインGT-R」登場時の経緯と、当時このクルマが自動車ファンにどのような衝撃を与えたか、当時を知るジャーナリストの片岡英明氏に伺った。
文/片岡英明 写真/日産自動車、ベストカー編集部
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