■国産コンパクトカー馬力王
続いてはコンパクトカーのランキング。実用性が重視されるカテゴリーのため、あまりパワーのあるイメージはないが、実はけっこうな最高出力を誇るモデルが多い。
ということで、1位はGRヤリスRZが獲得。しかも2位以下に圧倒的な差を付けてのトップだが、これはこのモデルが本来世界ラリー選手権の公認取得用モデルであることを考えれば当然。
2位のヴィッツGRMN、3位のマーチボレロA30&ヴィッツTRDターボも、やや特別な一台だが、5位以降にはなじみのモデルも顔を出す。
●1位:GRヤリスRZ(2020年)272ps/6500rpm
GR(GAZOO Racing)が開発したヤリスのスペシャルモデル。通常のヤリスと名称や外観イメージこそ同じだが、実際は異なる車種といえる。
●2位:トヨタ・ヴィッツGRMN(2018年)212ps/6800rpm
トヨタのチューニングブランド・GAZOO Racingが、トヨタの世界ラリー選手権復帰を機に開発。1.6L直4エンジンにスーパーチャージャーが装着される。
●3位:日産 マーチボレロ A30(2016年)150ps/7000rpm
設立30周年を記念し、オーテックが4代目マーチのボレロをベースに作り上げたコンプリートカー。搭載する1.6Lエンジンには5速MTが組み合わされる。全幅は1810mm。
●10位までをチェック!
・3位…トヨタ ヴィッツTRD Turbo-M(2008年)/150ps/6000rpm
・5位…日産 ノートNISMO[NISMO S専用チューン](2010年)/140ps/6400rpm
・5位…ダイハツ YRV(2004年)/140ps/6400rpm
・7位…トヨタ スターレットGlanza-V (1997年)/135ps/6400rpm
・7位…トヨタ スターレットGT (1994年)/135ps/6400rpm
・9位…ダイハツ ブーンX4(2006年)/133ps/7200rpm
・10位…ホンダ フィットRS(2013年)/132ps/6600rpm
■国産SUV馬力王
重量のあるSUV(スポーツユーティリティビークル)にとって、馬力が大きいことのメリットは多い。もちろん、大馬力は悪路でも有利に働く。ここではクロカン系SUV車の馬力をチェックしてみたが、国産モデルでも300ps超えが2台あり、トップ10の最終ランカーであっても245psと強力なラインナップ。
SUVの馬力王はレクサスLX。高級志向のこのモデルが1位を獲得し、2~3位には、SUV代表格のランドクルーザーが続いた。4位に顔を出したのは三菱のダカールラリー用ホモロゲモデルであるパジェロエボリューション。MTも用意されていた。
●1位:レクサスLX(2015年)377ps/5600rpm
レクサス製SUVのフラッグシップモデル。5.7L V8エンジンは377psを誇り、54.7kgmのトルクが約2.7tの車体を軽々と加速させる。これだけの性能があれば、もはや走れぬ道などない?
●2位:トヨタ ランドクルーザー(2009年)318ps/5600rpm
世界的なクロスカントリーモデルとして知られるランドクルーザーの現行型がSUV馬力王2位を獲得。1位のLXと同じV8エンジンを搭載するが、排気量は4.6LとLXより小さい。
●3位:トヨタ ランドクルーザー(2007年)288ps/5400rpm
歴代モデルよりも豪華さをアップした、9代目200系ランドクルーザー前期型にもパワフルなエンジンが積まれている。心臓部の2UZ-FEエンジンは、’80年代末に登場した4663ccのV8型。
●10位までをチェック!
・4位…三菱 パジェロエボリューション(1997年)/280ps/6500rpm
・4位…トヨタ ヴァンガード(2007年)/280ps/6200rpm
・6位…トヨタ ランドクルーザー プラド(2009年)/276ps/5600rpm
・7位…ホンダ MDX(2005年)/265ps/5800rpm
・8位…レクサス RX(2017年)/262ps/6000rpm
・9位…三菱 パジェロ(2010年)/252ps/6000rpm
・10位…トヨタ ランドクルーザー プラド(2005年)/249ps/5200rpm
コメント
コメントの使い方