オープンカーの欠点に気づいちゃった女性が続出! あっという間に地位が低下
オープンカーも一時はデートカーーとして大流行。「ユーノス・ロードスター」、「フェアレディZ コンバーチブル」、「ビート」、「CR-Xデルソル」、「カプチーノ」などなど、女性を助手席に誇らしげに!? 乗せたオープンカーが街に溢れた。なんとシルビアにもコンバーチブルが設定され、一時は女性からの注目を集めた。
しかし、女性たちのオープンカー熱はすぐに冷めることに……。理由は簡単。「髪が乱れるから」「日焼けするから」。女性にとって、風に吹かれる気持ち良さは実は二の次。美しさを保つことのほうが大事だったのだ。その結果、オープンカーでありながら、デート中はほとんど屋根をクローズで走り、オープンにできるのは一人で運転する時だけという悲しき事態が頻発した。
趣味を楽しめる、機動力あり! 使い勝手良し! のクルマが台頭
■トヨタ・初代RAV4(1994年~2000年)
バブル崩壊後、女性のデートカーへのニーズは激変。自分の趣味が楽しめることがデートカーの必要条件に加えられた。そんななか、SUV、ミニバンの人気が急上昇。
なかでも、SUVの女性人気を牽引したのが「RAV4」。RAV4は、バブル崩壊後の1994年4月の登場だったにも関わらず大ヒット。それまでのRVカーのゴツいというイメージを払拭したコンパクトなボディも女心をくすぐった要因だった。さらに、キムタクをCMに起用したことも女性からのアツい支持を受けたことは間違いないだろう。
■日産・初代エクストレイル(2000年~2007年)
2000年11月に登場した「エクストレイル」は、スノーボードやサーフフィンなどのアウトドアスポーツ、特にXスポーツの人気の高まりに比例するように女性人気も高まっていった。エクストレイルへの認知度が上がったひとつの原因は、スノーボードのイベント、X-TRAIL JAMなどの車名を冠したスポーツイベントの開催だったことは間違いない。
■トヨタ・5代目ハイエース(2004年~現在)
意外なところでは「ハイエース」。長らくハイエースは商用車というイメージが強く、女性にとってはデートにハイエースなんてとんでもないことだった。しかし、女性のアウトドアアクティビティ熱の高まりの中でそのポジションは一変! ロードバイクやサーフボードをそのまま積載できる、キャンプ道具をたっぷり積めるなど、利便性に優れるハイエースはアウトドア志向の女子に高い支持を得ることとなった。
エコフレンドリーな男性がクール!? SDGsなクルマが台頭中
環境問題がクローズアップされ出した2000年代からは、環境にやさしいクルマが徐々に女性人気を獲得。レオナルド・デカプリオをはじめとしたハリウッドセレブたちの愛車が「プリウス」だったということが話題になったこともあり、環境にやさしいクルマがデートカーとして好まれる傾向は高まっている。
なかでも、「ミライ」は高級感もあり、ハイソ感も求めたいSDGsな女性からのアツい注目を集めている一台だ。SDGsな世の中で、ガソリンをまき散らして走るようなクルマは女性にしたら、デートカー失格なのだ。
また、長期に渡りデートカーとしての地位をキープしているのがSUV。近年では、キャンプ、登山など、アウトドアアクティビティにハマる女性が急増中で、機動力、スペースユーティリティに優れたSUVの女性人気はさらに上昇! なかでも「エクストレイル」はもはやデートカーの横綱として君臨。3代目となる現行車も変わらない人気を維持している。
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