新型YZF-R7の2気筒は和製ドゥカティ!? 次は3気筒のYZF-R9で何を目論む?

新型YZF-R7の次に控えるのは新型YZF-R9!? こちらは3気筒だ

 これまで日本のレプリカやスーパースポーツは、4ストローク並列4気筒エンジンでほぼ横並びだった。例外として、ホンダのRC30などV型4気筒モデル、V型2気筒のVTR1000SP-1/2があったが、販売の主力は並列4気筒のCBRシリーズだった。

 それも今は昔、令和になってヤマハが新型YZF-R7で並列2気筒のモデルをより安価な価格で提案し、さらにこれの上級版としてネイキッドモデルのMT-09ベースをベースとした新型YZF-R9を開発しているとウワサされる。

 MT-09のエンジンは並列3気筒を採用しており、発売されればトライアンフのデイトナやMVアグスタのF3シリーズに次ぐ3気筒スーパースポーツモデルになる。現在、3気筒エンジンは世界グランプリのMoto2クラスでも使われており、かなりメジャーな存在なのだ。

 日本では、国内最大の草レースと呼ばれるテイスト・オブ・ツクバに「DOBER ストリートファイター」クラスが新設され、並列3気筒のMT-09やトライアンフも参戦可能となることが発表され、ますますその存在が定着してきている。

 レプリカブームは1980年代で終息し、現在スーパースポーツの販売はわずかなシェアしか取れていない。この流れに風穴を開けるべく、ヤマハは過去のフォーマットを捨て再構築を図っている。

新型YZF-R9(手前、CGイラストは編集部が制作したもの)は2023年モデルで発売されるという情報。これの詳細は当Webで2月22日に掲載したスクープを参照されたい。奥はベースのMT-09
新型YZF-R9(手前、CGイラストは編集部が制作したもの)は2023年モデルで発売されるという情報。これの詳細は当Webで2月22日に掲載したスクープを参照されたい。奥はベースのMT-09

2022年型YZF-R7主要諸元

・全長×全幅×全高:2070×705×1160mm
・ホイールベース:1395mm
・シート高:835mm
・車重:188kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 688cc
・最高出力:73PS/8750rpm
・最大トルク:6.8kgf-m/6500rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:99万9900円

【画像ギャラリー】新型YZF-R7=異形のスーパースポーツをマニアック解説(13枚)画像ギャラリー

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