今、世の中は「サブスク」時代。月々の定額料金を支払えばサービスが使い放題というこのシステムは、いまやクルマ業界においても広がっている。自動車におけるサブスクとはどんなものなのか? どんな人にマッチし、お得になるサービスなのかを、改めて検証してみたい。
文/鈴木喜生、写真/トヨタ、日産、ホンダ、写真AC
【画像ギャラリー】あなたにとってサブスクは損か、得かをちゃんとチェックしよう(8枚)画像ギャラリー「カーリース」「レンタカー」「カーシェア」との違いは?
「サブスク」とは、サブスクリプション(subscription)の略であり、本来は雑誌の定期購読を意味していた。それが近年ではネットフリックス、アマゾンプライム、アップルミュージックなどに代表されるような、「月々定額を支払えば膨大な映画や音楽が自由に視聴できますよ」という「定額制サービス」を意味するようになっている。
そしていまやクルマ業界でもサブスク方式が一般的になってきた。ではクルマにおけるサブスクは、「カーリース」「レンタカー」「カーシェア」と何が違うのか?
大別すると、クルマを一定期間、自分の手元に置いておけるのが「カーリース」と「サブスク」であり、数時間から数日で返却する必要があるのが「レンタカー」や「カーシェア」と言える。
ご存じのとおりレンタカーやカーシェアでは、必要な時に予約を入れ、数時間から数日内に返却し、その時間に見合った料金を支払う。レンタカーの場合はショップからクルマを借り、カーシェアでは他のオーナーとクルマを共有する、という点において違いはある。
これに対してサブスクやカーリースは、一定期間そのクルマを占有する契約をし、月々一定の料金を支払い、その契約が切れたら車両を返却する、というサービスだ。
カーリースの場合は中古車も多いことから「長く借りるレンタカー」という感が強い。いっぽう、サブスクでは3~7年程度の長期契約が一般的で、新車が納車されるプランが多く、「自分のクルマ」だという意識が持てるだろう。
とはいえ、どちらも各社によってそのサービス内容に違いがある。そのため根本的にはサブスクとカーリースは、ほぼ同類のサービスだと言えるだろう。
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