■なるほど!秀逸な名前を付けられたクルマたち
カムリの時点で、言葉遊びレベルは、筆者から満点をあげたい。しかし、これを上回る名づけ方に思わず感服するクルマがあった。
それは今も人気のヴェルファイアだ。車名は英語の「velvet(物静かな)」と「fire(情熱_)を組み合わせた造語。
クールに見えるが内なる情熱を燃やすクルマという意になるだろう。クルマのキャラクターにピタリと重なり、由来を聞いて「確かにそうだよね」と合点がいくクルマは珍しい。
もう一台、シエンタも良い名前だ。こちらはスペイン語の「siete(7)」と英語の「entertain」を組み合わせた造語である。
コンパクトなボディに7人乗れることを、名前に7(シエテ)を入れることで表現しているのがイイ。「7(つ)楽しませる」という直訳からは、ワクワクしか想像できないだろう。
実際のところ、シエンタには先代から5人乗りが登場したわけだが、これも名前の由来を知っていると、「名付け親は5人乗りの新規設定にモヤモヤしたのでは?」と想像したくなってくる。
このように、車名1つで幾重もの楽しい妄想ができてしまうのだから、車名にある程度の深い意味が欲しいところ。記号番号では素っ気ないぞ。日本語を生かした遊び心のある車名を、もっと増やしてほしいものだ。
【画像ギャラリー】名前負けしてないゾ!! 魅力的な車種を画像でチェック!!(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方