走行中に突然雪に見舞われた時にあなたは対処する準備はできていますか?? 地域によって様々だとは思いますが、普段雪が降る環境に住んでいない人だと出来ていない人も多いと思います。ですので今回は、積雪時に気を付けるべきポイントを3点ご紹介します。
文/西川昇吾、写真/Adobe Stock(トップ画像=英敏 松本@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】雪が降ったら気を付けろ!! 絶対に備えておくべきワケ(7枚)画像ギャラリー■危険なポイントとは?
今年の冬は暖冬と言われているが、南関東周辺でも突然の積雪が起きることがある。雪道のドライブではどのようなポイントが危険で、どんな注意をして運転をすればいいのか?もしもの大雪に備えて積雪時の危険個所を振り返ってみよう。
まず、場所的に危険なポイントについてだ。基本的に他よりも気温が低い場所が、凍結しやすくなっていて、より滑りやすいため危険な個所だ。具体的なポイントで言えば橋や陸橋、トンネルの出入口付近だ。
これらの場所を通過する時は、滑りやすくなっていることを頭に入れて運転するべきだ。また、事前に速度を落としておくのも手だろう。構えておかないと唐突に滑ることだってある。
先に挙げた中でも特にトンネルの出口は緊張感を持つべきポイントだ。トンネルの中は雨や積雪の心配がないため、悪天候時はトンネルの外よりも速度が高くなってしまう傾向がある。
その速度のまま積雪していたり、凍結していたりするトンネル出口に突入すると唐突に滑りやすい路面になっていて思わぬ事故に繋がってしまう可能性があるのだ。
また、トンネルは山間部に多いが、トンネルの距離が長いと入口と出口では気候が変わって100%は予測が出来ない。しっかりと安全に配慮した運転と速度でトンネル出口を通過しよう。
■市街地でも注意ポイントが
また、市街地に多い箇所でもより注意すべきポイントがある。それは交差点や一旦停止の停止線付近だ。
多くのスタッドレスタイヤ装着車が停止と発進を繰り返すこれらの箇所では、タイヤで積雪路や氷上路が磨かれてツルツルになってしまい、アイスバーンになっている可能性が高いのだ。
積雪時は交差点や一旦停止の停止線付近は他よりも滑りやすい状況になっていると思って運転すべきだ。
前に車両が居たら追突事故になってしまうし、いなくても止まり切れなかったら交差点内に飛び出してTボーンクラッシュや出会い頭事故なんてことも考えられる。車間距離にいつも以上にゆとりを持ち、早いタイミングでブレーキを踏み始めるように意識しよう。
また、もしかしたら止まり切れなかった車両が交差点に飛び出してしまうこともあるかもしれない。事故を貰わないためにも、信号待ちをしていて、青信号になったらすぐに進み始めるのではなく、一呼吸おいて左右を確認して止まり切れなかった車両が居ないかも見ておこう。
そして、昼間は単純に濡れているだけでも、夜になったら冷え込んだ影響で凍結してアイスバーンになっているということもある。この点も夜間に運転するときは覚えておくべきだ。
■そもそも運転しない
そして雪があまり降らない地域で、積雪時に事故を防ぐ一番の近道はそもそも運転しないといったことだ。「いや、何を言っているんだ」と言われてしまうかもしれないが、結構大マジで言っている。
突発的な大雪となれば道路が麻痺して渋滞だらけということもあるし、雪道に慣れてない人が多いエリアでは事故も増える。無理にクルマで移動する理由というのはそこまで無いだろう。
渋滞を作らないためにも、他人に迷惑をかけないためにも、あまり雪の降らない地域での積雪時の運転は必要最小限にとどめておくべきだ。
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