■TEINは一味違うぜ!! 油圧で制御して小型化を目指す!!
そして、サスペンション専業メーカーとして世界で展開するTEINは、異なるアプローチを行う。
こちらはエアではなく油圧によってスプリングを押し上げることで車高を変えるシステム。その油圧調整をモーターで行っている。
この油圧でスプリングを潰す機構はバイクのリアサスペンションでは一般的な機構で、手動で信号待ちにクルクルとつまみを回せばリアサスペンションのプリロードを変えることができる。
また、エア式と違ってコンプレッサーとエアタンクが不要で、サスペンションに追加でホースとモーターを取り付ける感じなのでスペース的に有利だ。
現在開発中で今のところはエアバッグによる車高調整と同じく一時的に車高を変えるシステムだそう。
しかし、バイクのリアサスではセッティングパーツとしてこういった油圧車高調整機構が普及しているので、将来的にはこの機構は走行中の車高やスプリングに対するプリロードを変えるセッティング変更ができる可能性がある。
そうなればセッティングの世界はグッと広がる。
TEINは減衰力を走行中に速度や前後左右のGなどさまざまな情報から自動で調整する機構「EFDC5」を売りにしている。
将来的には車高調整機構もEDFCのようにフレキシブルに調整され、アクティブサスペンション化される日が来るのかもしれない。
各社ともに同じタイミングで空気や油圧による車高調整機構を出品となったがもちろん申し合わせはしていないとのこと。
普段乗りはちょっと低めの車高にして、段差ではスッと車高を上げることができるスマートなカスタムが待ち望まれているようだ。
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コメント
コメントの使い方TEINの方式すばらしい!EDFC付きの車高調を買ったばかりですが、ぜひとも続報を伝えて欲しいです