十年基準、ユーノス800……冷静に謎じゃない!? 今思えば尖りすぎてた往年のクルマキャッチコピーたち

■実力に裏打ちされたスバルの自信たっぷりな言い回し

 ユーザーさん、ついてきていますよね?

 スバルはここまでやりますよ!という自信みなぎる言葉が並んだスバルのカタログ。

 1992年登場のインプレッサWRXでは、「ここまで、スポーツ。あくまで、セダン」という、究極のスポーツセダンここに在りと言いたげなコピーが立っている。

 レガシィセダンでは「走るのが好きですか。セダンが好きですか。」というオシャレな問いかけも。

 もちろん、どっちも好きですという答えを待っているのだ。

 1997年登場のフォレスターでは、SUVとは一線を画していることを印象付けるフレーズがあった。

「たとえば高速のコーナー。背の高いクルマではじめて安全が語れます。」

 SUVに、走りという新たな価値を提案するフォレスターを、よく表した言葉だと思う。

 最後にワゴンブームの火付け役である、レガシィ・ツーリングワゴンの一節を紹介したい。

「コンクリートの上よりは、土の上の方が贅沢かもしれない。」

 日常の喧騒から離れ、静かな自然の中で穏やかな時間をレガシィとなら過ごせることを表現しているのだろうか。

 発表から四半世紀が経過するが、現代社会でも十分に沁みる名言である。

 このように、なんだか感性をくすぐる言葉が多かった80年代・90年代の自動車カタログ。

 紙のカタログが消えかけているが、かつてのカタログのように「読み物」として在り続ければ、紙の本として残るはずだ。

 機能説明を詰め込んだカタログもいいのだが、個人的には読んでいてワクワクするカタログを、ロッキングチェアに腰かけて、じっくりと読み進めていきたい。

 購入前に気持ちも高めるのも、カタログが担う大きな役割ではないだろうか。

 読んでいて熱くなるカタログよ、戻ってこい!

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