■BMWの本気が窺えるクルマだった
BMW i3は、開発、生産、リサイクルまでトータルでサステイナビリティを追求したモデルだった。ただ志が高いだけではなくBMWの特徴である50:50という理想的な重量配分と後輪駆動にもこだわっていた。
軽量化と低重心化によってもたらされるドライビングダイナミクスは、ユニークな外観からは想像もつかないほど痛快なもの。
新しい時代の駆けぬける歓びを実現していた。日本市場ではピュアEV仕様はほとんどなく、ほとんどがレンジエクステンダー仕様だが、中古車市場ではまだ程度のいいものが見つかる。
世界的にハイブリッドが再考されているいまこそ見直したい、魅力にあふれたモデルだ。
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