■元祖をリスペクトしつつ、独自の評価を得たクルマ
●後発/トヨタ 2000GT→本家/ジャガー Eタイプ
クルマ好きのみならず、多くの人にその名を知られるトヨタ製スポーツカーの2000GTが登場したのは1967年。
直6エンジンをフロントに搭載するロングノーズボディの美しさは、発売から60年近くが経過した現在でも色あせることはない。
だが、この2000GTにもお手本にしたとされるクルマがあった。
そのクルマとは、イギリスのジャガーが1961年にリリースしたEタイプだ。
ヘッドライトの形式が異なるため、パッと見ではあまり似ているとも思えない2000GTとEタイプだが、全体に視点を広げるとそのシルエットには共通のラインがある。
実際にはジャガー Eタイプのほうが全長、全幅ともに大きく、2000GTがEタイプを模倣したとは言い切れないのだが、先に登場して高評価を得ていたEタイプの影響を2000GTが受けていた可能性は高い。
トヨタ 2000GTは性能とスタイリングに優れ、さらに生産台数が少なかったという希少性もあり、Eタイプに勝るとも劣らぬ人気を現在でも保ち続けている。
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コメント
コメントの使い方全くサイズも価格帯も違うのに、似てるって言葉は褒め言葉では?
少しでもデザイン触れた事ある人なら、サイズを数mmでも小さくしたら制約が累乗で増えるのご存じのはず。数cm違うならもう難易度は異次元レベル。
中華の、サイズもそのままか巨体で丸パクリするんでなく、小さい中で上手い事テイストを出すのは、そんな卑下するようなものじゃないと思います。
少なくともデザインと生産技術面では、より難しいのですから。