■なぜオールシーズンタイヤ=V字デザインが多い?
1977年にアメリカで初めてオールシーズンタイヤを発表したのはグッドイヤー。そして、日本におけるオールシーズンタイヤの先駆けとして知られるグッドイヤーの特徴的ルックスとも言えるのが“Vシャープドトレッド”と呼ばれるトレッド面。
これは真ん中から左右にV字に伸びる溝が特徴で、このデザインにより雪道でのトラクション性能を引き出し、シャーベット状の雪の排雪性能にも優れている。
この “V字デザイン”がオールシーズンタイヤとしてユーザーに刷り込まれることになり、以来、多くの他タイヤメーカーも追従することになった。
【画像ギャラリー】[オールシーズンタイヤのメリット、デメリットとは?(7枚)画像ギャラリー■オールシーズンタイヤをお薦めするのはどんな人?
オールシーズンタイヤは降雪量・降雪頻度の少ない場所に住む人には有効。
都心部のような積雪が年に1回あるかないかであればオールシーズンタイヤは1年を通して使えるのでお薦め。
しかし、豪雪地帯や冬季に頻繁に路面が凍結する場所に住む人、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむために雪道をよく走る人にはやはり夏タイヤ&スタッドレス(さらにチェーン)がお薦めだ。
オールシーズンタイヤは夏用タイヤと冬用タイヤの良さを兼ね備えてはいるが、すべての路面で“優”ではなく“良”を目指したタイヤともいえるだろう。
【画像ギャラリー】[オールシーズンタイヤのメリット、デメリットとは?(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方