■BMW 3シリーズ(E30)
1980年代後半の現役時代は「六本木カローラ」などと揶揄されましたが、近年はそのクラシカルなビジュアルとサイズ感が再評価され「シブい一台」というポジションに。
しかし現在、中古車は深刻な絶滅危機に直面しており、直近の流通台数はわずか3台。「いつか買おう」と思っていても、その「いつか」は来ない可能性大です。
●流通台数:約3台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約220万~240万円
■BMW M3クーペ(E36)
日本では1993年から2000年まで販売されたE36(3代目3シリーズ)ベースのM3。何年か前までは「3Lの前期型(M3B)と3.2Lの後期型(M3C)のどちらにしよう?」なんて会話もできましたが、今や中古車の流通台数は片手で数えられるほど。深刻な絶滅危機です。
●流通台数:約5台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約240万~600万円
■ケータハム スーパーセブン160
スズキの軽用ターボエンジン「K6A」を搭載した「軽登録で乗れるセブン」として2014年に登場。もともと台数が少なかったこともあり、直近の流通台数は3台。後継の「スーパーセブン170」も、7台ほどしか流通していません。
●流通台数:約3台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約640万~880万円
■フォルクスワーゲン コラード
1988年に登場した自称「フォルクスワーゲン初のリアルスポーツ」。実際はゴルフIIと基本部分を共用する3ドアクーペですが、デザインとたたずまい、そしてスーパーチャージャーを採用したエンジンなどは魅力的でした。しかし今や2台しか流通していません。
●流通台数:約2台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約450万~490万円
■デイムラー ダブルシックス
1960年代に誕生し1990年代初頭まで作り続けられた5.3L・V12エンジン搭載の高級サルーン。厳かな乗り味とたたずまいは誰もが憧れるところで、整備は大変ですが人生一度は所有してみたいものです。数は少なめですが、まだ買えます。
●流通台数:約17台
●絶滅懸念度:危機
●中古車相場:約220万~630万円
■サーブ 900(初代)
バブル期に鮮烈な印象を残し、最近では映画『ドライブ・マイ・カー』にも登場して話題となった北欧の一台。中古車は深刻な絶滅危機にありますが、サーブ車を直してくれる工場も一部あり、一度しっかり直せば、その後は意外と普通に乗れる場合が多いものです。
●流通台数:約4台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約300万~500万円
■プジョー 205
バブル期から1990年代前半にかけて「おしゃれなフレンチホットハッチ」として一世を風靡した一台。GTIのエンジンは前期型が1.6Lで後期型が1.9L。本当は1.6Lのほうが軽快でおすすめですが、近年はそんな贅沢を言う暇もなく順調に絶滅傾向です。
●流通台数:約5台
●絶滅懸念度:深刻な危機
●中古車相場:約180万~400万円
■ルノー ルーテシアR.S.(先々代)
3代目ルーテシアに最高出力197psの高性能エンジンを搭載して2009年10月に上陸。しかし法規対応の関係で2010年8月には早くも廃番となってしまった不運の短命モデル。それでも中古車としては普通に買えましたが、最近はやや危機的な状況です。
●流通台数:約8台
●絶滅懸念度:危機
●中古車相場:約80万~270万円
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