何でもできるやん……[コンパクト＆ハッチバック]が優秀すぎる件

　数こそ少なくなったが根強い人気があるハッチバック。ファミリーカー的なものからアクティブに走れるものまでさまざまある。そして日本の道路事情に適したコンパクトカー。おすすめできる5台のコンパクト＆ハッチバックを渡辺陽一郎氏が厳選!!

※本稿は2024年12月のものです
文：渡辺陽一郎／写真：ホンダ、日産、スズキ、トヨタ、スバル、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2025年1月10日号

おすすめコンパクト＆ミドルクラスハッチバック1位：ホンダ フィット

　1位はフィット。売れ筋のホームは全長が4m以内に収まり、視界もいいから運転しやすい。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間はZR-Vと同等の握りコブシ2つ半に達する。

　全長4m以下、全高も立体駐車場を使える高さに抑えたコンパクトカーでは、車内が最も広い。燃料タンクを前席の下に置くため荷室の床が低く、後席を格納すると容量を大きくできる。家族4名で快適に移動できる買い得車を求めるユーザーに最適だ。

　2位はノートオーラ。ノートの上級版で、Gの価格はノートXを約48万円上まわるが、装備も充実させた。

　後方の並走車両を知らせる後側方車両検知警報、車両を上空から見たような映像をインテリジェントルームミラーに表示する機能、アルミホイールなど31万円相当の装備を加えた。残りの17万円で3ナンバーサイズのボディなど外観をカッコよく仕上げ、内装の質も高めた。

　動力性能も向上。上質で買い得なコンパクトカーが欲しいユーザーに適する。

　3位はソリオ。全長は3800mm以下だが、全高は1700mm超えで車内は広い。スライドドアも装備し、運転しやすく広々したコンパクトカーが欲しい人にピッタリだ。

　4位はプリウス。今や大半のトヨタ車にハイブリッドが用意され、ヤリスハイブリッドXはWLTCモード燃費が36km/Lに達する。

　そこで現行プリウスは低燃費よりもハイブリッドの付加価値を追求した。売れ筋グレードのエンジンを2Lに拡大し、反応の素早いモーターを使って加速性能を向上させた。全高は先代比で40mm低く、従来からの5ドアハッチバックボディをよりスポーティに進化させている。

　5位はインプレッサ。地味なミドルサイズハッチバックだが、内装は上質で後席も広く、走行安定性と乗り心地のバランスもいい。長く飽きずに使えるから経済的でもある。

●渡辺陽一郎氏が選んだおすすめコンパクト＆ハッチバック
・1位：ホンダ フィット（172万400～284万6800円）
・2位：日産 ノートオーラ（277万9700～347万3800円）
・3位：スズキ ソリオ（164万7800～231万7700円）
・4位：トヨタ プリウス（275万～460万円）
・5位：スバル インプレッサ（272万2500～337万1500円）

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