スバルの主力SUVである「フォレスター」。2025年2月初旬時点、日本で販売されているのは通算5代目にあたるモデルだが、北米市場では、すでに6代目となる新型が登場しており、日本にもこの3月に正式発表となる見込みだ。
スバルの最重要SUVであるだけに、大いに期待できる新型フォレスター。すでに登場している北米向けモデルをご紹介しながら、日本仕様についても予想してみよう。
文:吉川賢一/写真:SUBARU
【画像ギャラリー】日本でもデビュー間近!! スバル新型「フォレスター」のUS版を写真でチェック!!(18枚)画像ギャラリーボディサイズ維持は素晴らしい!!
北米では、2024年の春から販売が開始となっているスバル新型「フォレスター」。現在は、水平対向4気筒2.5Lエンジンのみの設定だが、2025年内には新開発のハイブリッドモデルを追加する旨がホームページで告知されている。クロストレックハイブリッドに搭載した、トヨタのTHS-IIをベースとするスバル製ストロングハイブリッドだ。
これまではフルハイブリッドを持たなかったスバルにとって、念願のパワートレインであり、特に、北米の3大売れ筋モデルであるフォレスター、クロストレック、そしてアウトバックには、是が非でも投入したかったはずだ。特に北米ではいま、ハイブリッド車が流行中であり、北米のスバルファンは、新型フォレスターにハイブリッドモデルが追加されるのを、いまかいまかと待ちわびていることだろう。
ボディサイズは、全長183.3インチ×全幅72.0インチ、全高68.1インチ。メートル法だと全長4,655mm、全幅1,828mm、全高1,730mmとなり、現行のSK系フォレスター(4,640×1,815×1,730)とほぼ同じサイズ感。ホイールベースも2,670mmと現行車と同値で、最低地上高220mmも同じだ。大柄なアメリカ人の体形に合わせて、ボディサイズが拡大されやすいなか、現行車並みをキープしていることは、日本市場で販売するうえで大いに強みになるはず。日本のユーザーにとって嬉しいポイントだ。
日本仕向けには、現行モデル同様に1.8Lターボを設定か
インテリアには、クロストレックや2代目レヴォーグ、アウトバックと同じ11.6 インチの高解像度タッチスクリーンを採用。ワイヤレスApple CarPlayやワイヤレスAndroid Autoも搭載された。フロントシートは肉厚でボリューム感があり、前席にはベンチレーション機能が付いているほか、シートヒーターは前後席に装備。オールシーズンを通して快適な移動を可能としている。
2018年6月に登場した現行SK系フォレスターには、SKE といわれる2.0L水平対向NAエンジン+e-BOXERの「ツーリング」と「Xブレイク」「アドバンス」のほか、SK5という1.8L水平対向ターボの「スポーツ」と「STIスポーツ」「XTエディション」という6つのグレードがある。デビュー当初は、2.5L水平対向NAエンジンのSK9があったが、2020年10月からレヴォーグにも搭載された1.8Lターボへと置き換えられた。
前述したように、北米では4気筒2.5L水平対向エンジンが設定されている新型フォレスターだが、日本仕様では、現行モデル同様に、1.8Lターボに置き換えられる可能性が高いだろう。加えて、クロストレックハイブリッドにも搭載されている、2.5Lエンジン+モーターのストロングハイブリッドが投入される見込みだ。
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