アクセルとブレーキの踏み間違い事故を減らすために日本のクルマで採用が進んでいる「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」。この日本発の安全技術が国連基準化し、同種の事故の世界的削減への大きな一歩となった。片岡英明氏とともにお伝えする。
※本稿は2024年12月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:トヨタ、AdobeStock(トップ画像=naka@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
日本の技術基準が世界標準へ
2024年11月、ジュネーヴで開かれた国連「自動車基準調和世界フォーラム」で、日本が提案した「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」が国連基準化されました。我が国発の技術基準が世界標準になります。
●片岡氏のコメント
日本発である安全技術が「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」だ。これは高齢ドライバーなどに多い、アクセルとブレーキの踏み間違いを原因とする事故を減らすため、踏み間違いや前方の障害物を検知し、衝突を防ぐ装置のこと。2022年に日本が国連基準の策定を提案して以降、ずっと協議していた。
日本だけでなく海外でも同様の事故は増えているというから、ペダル踏み間違い事故を抑制する技術は重要だ。今回の会議で正式に合意されたのは嬉しいことである。世界に普及すれば、事故削減に大きな効果があるはずだ。
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