「北米を強く意識して立て続けにサイズアップ」BR /BS
![生産終了なんて悲しすぎる!!!! クロスオーバーSUVの雄、[アウトバック]よ永遠に](https://img.bestcarweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/23125505/BR_BS_01-600x296.jpg.webp)
レガシィの誕生20周年という節目に登場したのが5代目(BR)。初めて、ツーリングワゴン、B4、アウトバックの3車が同時に一新された。
これまでは国内での扱いやすさなどを考慮してきたが5代目では北米を強く意識し、ボディサイズはひと回り拡大。アウトバックは、ワイドフェンダーや専用グリルの採用により押し出し感も強めだ。
また、200mmまで高められた最低地上高がSUVテイストを強調している。
エンジンも大きくなり、4気筒は2.5リッターのままだが、6気筒は国内ではアウトバック専用となる3.6リッター。ミッションは前者がリニアトロニックCVT、後者は5ATをドッキング。すべてのメカニズムが一新された。
2014年に登場した6代目(BS)では、B4は従来通りラインナップされたが、レヴォーグが登場したこともありツーリングワゴンは廃止。よって、ワゴンモデルはアウトバックのみとなった。
さらに大きくなったボディはスバルのフラッグシップSUVにふさわしい風格を持ち、上級クロスオーバーならではの上質感や存在感を追求。バンパーガードやサイドクラッディングでアウトバックらしいタフさや機能性を表現している。
室内は「コンフォート&スポーティ」をデザインテーマとし、ロングドライブでも居心地の良い上質な空間だ。
パワートレインは4気筒2.5リッターとリニアトロニックCVTの組み合わせのみで、シンメトリカルAWDにはエンジンや駆動力、ブレーキなどを制御して悪路走破性を高める「X-MODE」が新採用された。
【画像ギャラリー】名車アウトバックの歩みに刮目!(18枚)画像ギャラリー「歴代が培った価値に最新技術を盛り込んだ最終モデル」BT
6代目(BT)が日本で正式発表されたのは2021年10月のこと。B4がラインナップから外れ、ついにアウトバックのみとなってしまった。
そんな孤軍奮闘するアウトバックは、歴代モデルが培ってきた価値に最新の技術を組み合わせ、さらなる進化を遂げた。
エクステリアは、これまでのアウトバック同様のテイストを受け継ぎつつ、アクティブ感やタフさをいっそう強調。クラッディングパネルはトレッキングブーツをイメージしたという。そして、ボディはまたしても大きくなった。
ボディサイズを見直して居住空間とラゲッジスペースが拡大された室内は、フル液晶メーターや11.6インチセンターディスプレイ、フロントガラスにアイサイトXの状況などを投影するアイサイトアシストモニターなど、先進装備も積極的に採用された。
エンジンは4気筒1.8リッター直噴ターボのみ。レヴォーグやフォレスターにも搭載されるユニットだが専用にリセッティング。レギュラーガソリン仕様というのはユーザーにとってうれしいかぎりだ。組み合わされるミッションはリニアトロニックCVTとなる。
そして2024年10月には、2025年3月末までの受注をもって生産終了を発表。アウトバックのみならず、レガシィシリーズの歴史も幕を下ろすことになった。
【画像ギャラリー】名車アウトバックの歩みに刮目!(18枚)画像ギャラリー「アウトバックのポジションを継ぐのはコレしかない!」レイバック
生産終了まであとわずかとなったアウトバックだが、その後を担うのはレイバックだろう。レヴォーグの派生モデルとして追加されたため、正式名称はレヴォーグ・レイバックとなる。
そんなニューフェイスは、SUVにアウトドア性だけでなく都会的なフォーマル性を求め、運転の楽しさや安心、基本性能の高さを重視するユーザーがターゲット。
レヴォーグよりも車高を高めて200mmの最低地上高を確保し、ボディには専用デザインのバンパーやグリル、サイドクラッディングなどを装備。「土の香りがしない」独自のSUVスタイルを目指している。
ちなみに、パワートレインは1.8リッター直噴ターボとリニアトロニックCVTの組み合わせで、これはレヴォーグからの変更はない。
ポジション的にはアウトバックよりもオンロード志向が強く、サイズもひと回り小さい。しかし、ワゴンスタイルのクロスオーバーSUVはレイバックだけ。次期アウトバックはワゴンからSUVに激変するとの情報もあり、貴重な存在であることは間違いない。
【画像ギャラリー】名車アウトバックの歩みに刮目!(18枚)画像ギャラリー
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