13代目スカイライン・6代目レガシィの不人気で考えた 日本人はなぜクルマの肥大化を嫌うのか?【ベストカーアーカイブス2014】

【番外コラム】アメリカ生産モデルが輸入されていた時代もあった

アバロン、プロナードと大型セダンが逆輸入されたこともあった
アバロン、プロナードと大型セダンが逆輸入されたこともあった

 1995年トヨタのケンタッキー工場で生産され、アメリカにおけるトヨタブランドのフラッグシップ、アバロンが逆輸入。全長×全幅×全高は4845×1785×1435mmとセルシオに迫る大きさもさることながら、FFのため室内空間の広さに皆が驚いた。V6、3L、200ps搭載で価格は288万円からだった。

 2000年にはアバロンの後継となるプロナードが逆輸入。全長×全幅×全高は4895×1820×1460mmとさらに大きくなり、室内長×室内幅×室内高は2155×1545×1215mmとミニバンのような広い室内が売りだった。V6、3L、215ps搭載で価格は315万円からだったが、人気はパッとせず、2003年11月、わずか3年半で販売中止となった。

 テリー伊藤さんが一時期乗っていて、後席の快適性を激賞していたことを思い出す。

 思えばこのアバロン、プロナードの逆輸入は日本人のビッグセダンの嗜好を調査するサンプルだったのだと思う。

(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)

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