日本の各地で実証実験が行われているレベル4の自動運転バス。そんななか、2024年末に愛媛県松山市において、伊予鉄グループが運行する自動運転レベル4の路線バスが営業運転を開始した。日本初の快挙が四国愛媛で達成された!!
※本稿は2025年1月のものです
文:角田伸幸/写真:EVモーターズ・ジャパン、テスラ
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
日本初! レベル4の自動運転路線バスが営業運行開始
日本各地を走るレベル4自動運転のバス。ベストカーの人気連載「トラックドライバー三番星」も、先号で千葉県横芝光町のバスに試乗しているが、惜しくもこれらは、実証実験の段階。
ところが2024年末、愛媛県松山市でレベル4の路線バスが走り始めた。高浜駅から松山観光港までの800mを走るれっきとした営業運行で、日本初の快挙だ。運賃は230円也。
この路線バス、地元の伊予鉄グループが、自動運転システムを手がけるボードリーと協業で始めたもの。車両には日本発の「EVモーターズ・ジャパン」がこのために開発した12人乗り小型バスを用いている。
安全面だが、現時点では遠隔監視に加えて、大型二種免許を持った保安要員が運転席に座る。ただしこの運用は段階的に減らす予定で、将来は遠隔監視に軸足を置いた体制に移行するという。「運転手の人手不足解消」という自動運転バスの本来の意義を考えれば、当然だろう。
この松山市の事例が成功すれば、各地で進む実証実験が営業運行へと駒を進めるきっかけともなる。四国愛媛に出かけた際は、ぜひとも体験を!
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