21世紀を迎えて早くも四半世紀が過ぎたが、25年の間でもっとも進歩したのはクルマを取り巻く「テクノロジー」であろう。そこでここでは、2001年からの25年間を象徴するテクノロジーを鈴木直也氏に選んでいただいた!!
※本稿は2025年2月のものです
文:鈴木直也/写真:トヨタ、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
鈴木直也が選ぶ四半世紀を代表するテクノロジー
将来の日本車を背負って立つ技術として重要な燃料電池スタック。これを世界で初めて(売り切りで)実現したMIRAIの先進性は素晴らしい。いま大量に売れるわけではないが、10〜20年先を見越した先行投資として大きな意味がある。
20プリウスは今トヨタの大黒柱となっているハイブリッド技術を確立したクルマだが、ミライのFCEV技術も同様に、「化ける」可能性アリだと思う。
3位も電気モノだが、これは「いち早く商品化した」点が素晴らしい。アウトランダーPHEVが今や三菱の大黒柱に育ったことを考えると、やはり先行投資の重要性が理解できる。
4位は革新的、5位は古典的なスポーツカーのパワートレーン代表。趣味性もクルマの重要な魅力で、ブランド価値という意味でEV時代になっても残っていくだろう。
●鈴木直也が選ぶテクノロジーランキング
1位:トヨタ MIRAIの燃料電池スタック:2014年~
2位:トヨタ プリウス(20型)のTHS:2003年~
3位:三菱 アウトランダーPHEVのシステム:2012年~
4位:ホンダ NSXのハイブリッドシステム:2016~2022年
5位:日産 GT-RのVR38DETTエンジン:2007年~
コメント
コメントの使い方