番外コラム:トヨタ販売物流方式(TSL Toyota Sales Logistics)とは?
豊田章男会長が1996年に業務改善支援室を立ち上げ、物流改善に取り組んだことをルーツとする。TPSの柱である「ジャストインタイム」の考え方は工場など生産現場では根付いていたが、販売の現場ではまだ浸透しておらず、新車の滞留が多く見られていた。
業務改善室が全国のディーラーと一緒になり、TSL自主研活動を開始。リードタイム短縮を図ったことで大きな成果が生まれ、国内販売にイノベーションをもたらしたが、徐々にTSLへの関心は下火になった経緯がある。
その後2018年に「トヨタらしさを取り戻す戦い」の象徴としてTPS本部を設立。2021年にはTSL自主研活動も再開し、各ディーラーが地域に合わせたユニークな取り組みを行い、ディーラーの収益改善につながっていることが今回の代表者会議で報告された。
その一環として今後オンラインでの商談や、J-SLIMを中古車に特化させるシステム、そして中古車ECプラットフォームの強化が発表され、大きな関心を集めた。

コメント
コメントの使い方お行儀の悪い販売方法については触れられていないのでしょうね
会長としてメーカーには国内向け受注車の早期納車、ディーラーには不当な抱き合わせ販売の禁止を徹底しろよ!