幅広いモータースポーツカテゴリーで活躍し、フィールドで培った知見を市販車に反映しているGRヤリスが更なる進化を遂げた。早くも2024年に登場した8速ATモデルに見直しが図られたほか、東京オートサロン2025でお披露目されたエアロパフォーマンスパッケージも用意!! ワクワクさせてくれるよね!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA GAZOO Racing
【画像ギャラリー】レーシングカーじゃん!! GRヤリスエアロパフォーマンスパッケージのアイテムがクルマ好きのハートをキャッチしすぎてるから見て!!(25枚)画像ギャラリーアップグレードの内容にゾッコン!! あの装備が全グレード選択可能に!!
世界WRC選手権に参戦するためのホモロゲーションモデルとして、GRヤリスがデビューを飾ってから5年目を迎えた。
WRCだけの参戦にとどまらず、全日本ラリー選手権やスーパー耐久シリーズといった様々なカテゴリーへ積極的にエントリー。限界領域といろいろなシチュエーションを試すことで、市販車にフィードバックできる知見を磨き上げてきた。
そんなGRヤリスはまだまだ進化を止めない。気になるアップグレード内容を早速見ていこうじゃない!! まずは、GR-DATと名付けられた8速ATモデル。登場から1年が経ち、早くも制御に改良が施された。
具体的にはDレンジ走行時にパドル操作を行った際、ダウンシフトが可能な速度領域を拡張。この結果、変速開始の時間短縮に繋がったほか、スポーツモードを選択した場合にはレッドゾーン付近ではよりダイレクト感を味わえることができるようになった。
また、どうしてもエンジン回転数の上昇が遅くなってしまいがちな登坂勾配付近においては、シフトアップするタイミングを遅らせることで、高い出力をキープする制御へと見直しを実施。ペダルを踏み込む際の操作性も向上させるべく、フットレストの面積も拡大している。
さらに、ステアリングの応答性の直進安定性を向上させるために、シャーシ部品の締結ボルトの一部に剛性の高いボルトを採用。これに合わせて、ショックアブソーバーの減衰力調整とEPSチューニングが最適化されている。
そのほかWRCマシンと同様の縦引きパーキングブレーキは、これまでRCグレードのみだったが、全グレードで装着可能なメーカーオプションへと変更されている。進化型GRヤリスは4月11日より受注を開始し、5月6日から発売される。
鼓動が高鳴るエアロパフォーマンスパッケージは秋登場予定!!
今回の進化の目玉は、東京オートサロン2025の会場で発表されたエアロパフォーマンスパッケージを、メーカーオプションに設定したこと。冷却性能や空力性能を一層際立たせた内容となっている。
エアロパフォーマンスパッケージに含まれているのは、ダクト付きアルミフード、フロントリップスポイラー、フェンダーダクト、燃料タンクカバー、可変式リアウイング、リアバンパーダクトの合計6アイテムがセットになっている。
なかでもフロントリップスポイラーは、当初パッケージアイテムに含まれていなかったものの、より高い次元のバランスを目指し追加されたという。
RZ“Highperformance”とRC に装着可能で、2025 年秋以降に販売が開始される予定だ。価格は後日発表される。
「モータースポーツを起点としたもっといいクルマ作り」をモットーに掲げ誕生したGRヤリス。彼の人生はまだ通過点に過ぎない。この先もずっと。だって進化に終わりはないのだから。
コメント
コメントの使い方昔、2stクォーターが毎年の様にモデルチェンジしてたけどアレは市場にライバルが居たからだ!
GRヤリスは市場にライバルと呼べるモノは居ないのに・・・トヨタの財力・開発力やソレを維持し続ける力に脱帽(私は2021年モデルですが・・・もう2世代前?w)
全てがモータースポーツ起点での走行性能直結パーツとは。どこまでもシリアスな車種ですね。今どき海外勢でもここまでのは見掛けない