4月6日から7日にかけて、東名高速や中央道で大規模なETCの故障が発生した。料金所に大渋滞が発生したため、NEXCO中日本はETCレーンを開放したが、ここで気になるのがそのときの料金の支払い。高速料金の後払いってどうやるの?
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=BSDC@Adobestock)、NEXCO中日本
サイトの専用ページから手続きを
4月6日~7日に発生したNEXCO中日本のETCトラブル。同社は当初、ETC利用者を料金所の一般レーンに誘導したり、1台1台通行料金の支払い用紙を手渡したりしていたが、たちまち大渋滞となり、ETCレーンを開放するに至った。
その時点からETC復旧まではETCによる無線通行ができなかったため、NEXCO中日本は当日の利用者に対し、料金の事後精算を求めている。4月9日正午時点で料金の割引などは発表されていない。トラブル時に使用していたETCカードはそのまま利用できるという。
当日は時間的、精神的に負担となった利用者もいるため、事後精算については議論もあるだろうが、そもそも事後精算ってどうやるのだろうか。
実はNEXCO各社の公式サイトには、ETCがうまく作動しなかったときのために「料金精算&ETC通信不具合の確認」というページがある。今回の事後精算もこの仕組みを使うようだ。
NEXCO中日本を例にとると、まず同社のドライバーズサイトに飛び、冒頭にある「ETC障害にともなう通行料金お支払い手続きのご案内」をクリックする。
表示された文中にある「NEXCO中日本ETCの請求料金」をクリック、あるいは記載のQRコードをスキャンすると、上記の精算ページにジャンプする。
このページには、ドライバーズサイトトップ右上端にある「FAQ・お問い合わせ」をクリックし、飛び先のページ下方にある「メールでのお問い合わせ」から「高速道路通行料金(ETCカード)のご精算・ETC通信不具合のご確認」を選んでクリックしても進むことができる。
現金振込もできるがETC割引は適用されず
「高速道路通行料金(ETCカード)のご精算・ETC通信不具合のご確認」に進んだら、個人情報の取り扱いについて同意すると、利用状況を入力するページへ進む。
ここで利用区間や日時、ETCカード番号、メアドなどを記入し、次ページで内容にOKすると、記入したメール宛に受付のお知らせメールが届く。基本的にはこれで手続きは完了。料金は通常使用しているETCカードの支払い先に請求されることになる。
ちなみに現金振込での支払いも可能だ。ただしこの場合はETC利用の割引などが適用されないので注意したい。
振込で支払う場合は、前述した「FAQ・お問い合わせ」ページの「メールでのお問い合わせ」から「高速道路通行料金(現金)のご精算」を選んでクリックし、同様に利用状況を入力する。
情報を送信すると後日NEXCO中日本から振込用紙が送られてくるので、こちらで振込手続きを行えばOK。ETCトラブルの事後精算については、振込手数料はNEXCO中日本負担となるそうだ(先方負担の用紙が届く)。
いまや利用率が95%にも達したETCは、クルマ生活の必須インフラ。今後は事後精算が発生しない盤石な運用を期待したい。
コメント
コメントの使い方