新型フォレスターめっちゃ評判いいけどどこが特にいいの?

ストロングハイブリッドで燃費&航続距離が大幅アップ!

 そしてやはり、新開発のストロングハイブリッドユニットの採用も、嬉しいポイントです。2.5L水平対向エンジン+モーターのS:HEVのスペックは、エンジン側が最高出力118kW(160PS)、最大トルク209Nm、駆動用モーター側は最高出力88kW(119.6PS)、最大トルク270Nm。過不足はなく、十分に高いスペックといえます。

 WLTCモード燃費は、e-BOXERの14.0km/Lから約25%改善する18.8km/Lとなり、燃料タンク容量も従来型の48Lから63Lに増えたことで、昨今の燃費のいいクルマの目安でもある「1給油=1000km走行」を計算上達成することに成功しました。

 先代から引き続き搭載となった最高出力130kW(177PS)、最大トルク300Nmの1.8L水平対向直噴ターボエンジン車も、WLTCモード燃費は13.6km/Lと控えめながら、S:HEVよりも100kgほど軽量な車重のおかげで「速さ」は上。価格も15万程安く、お買い得といえますが、スバルによると、現時点(6月中旬)の納期はS:HEVが1年超え、1.8Lターボモデルは約3〜4カ月とのことなので、おそらくS:HEVのほうに人気が集まっているのでしょう。スバルはS:HEVの増産調整を行うとしているので(編集部注/生産と配車バランス調整により今夏契約なら4カ月程度で納車可能だそうです!)、もし迷うようなら、S:HEVを選んでおいたほうが、あとで後悔することがないように思います。

新型フォレスターに設定されたストロングハイブリッドのS:HEVは、エンジンが最高出力118kW(160PS)、最大トルク209Nm、駆動用モーターは最高出力88kW(119.6PS)、最大トルク270Nm。燃費も18.8km/Lと十分に高いスペックを実現
新型フォレスターに設定されたストロングハイブリッドのS:HEVは、エンジンが最高出力118kW(160PS)、最大トルク209Nm、駆動用モーターは最高出力88kW(119.6PS)、最大トルク270Nm。燃費も18.8km/Lと十分に高いスペックを実現

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 安全性能がさらに強化されたことも、新型フォレスターの魅力です。万が一の衝突時に、歩行者やサイクリストを守る「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」が世界初採用されたほか、広角単眼カメラや前側方レーダーを搭載するなど、新世代のアイサイトに進化しています。

 価格は、ストロングハイブリッドのX-BREAKで税込420万円~、PREMIUMが税込448万円~。1.8LターボのSPORTは税込404万円~と、従来モデルから価格が上昇したものの、内容を考えれば妥当。スバルらしい真面目な進化を遂げた新型フォレスターは、今後のミドルクラスSUV選びにおいて、避けては通れない存在になりそうです。

【画像ギャラリー】使い勝手のよさや安全性にさらに磨きをかけ、かっこよさと迫力も手に入れた スバル新型「フォレスター」(20枚)画像ギャラリー

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