インド市場向けにジムニー5ドアが発表されて以来、日本国内への導入が待ち望まれていた「ジムニーノマド」だが、早々に受注停止となってしまった。車両自体は、いち早く注文を入れたユーザーには納車が始まっているものの、中古車はとんでもない価格となっている。そこで今回はジムニーノマドが欲しい人に向けて、他の選択肢を提案してみたい。
文:小鮒 康一/画像:スズキ、ダイハツ、トヨタ、ベストカーWeb編集部
大本命はやはりシエラか
現在、ジムニーノマドの受注が再開されるまでには2年ほどの月日がかかると見込まれているため、それまでの間乗るクルマとしてもオススメできるものをピックアップしたい。
そんな代替案の一番手と言えるのが、同門のジムニーシエラだ。言うまでもなくジムニーノマドのベースとなったモデルであり、パワートレーンなどは同一。一部先進安全装備などに違いはあるが、オフローダーとしての実力は不変だ。
そもそも5ドアになっても4人乗りという乗車定員は変わらないので、使い勝手はそこまで変わることはないし、ノマドが登場したことでシエラの納車待ちのユーザーがノマドに振り替えたという話もあるので、シエラの納期が短縮しているのも狙い目と言えるだろう。
シエラ以外の選択肢から選んでいくなら!?
続いての選択肢も同門となるが、3代目エスクードも狙い目だ。4代目は単なるモノコックボディのクロスオーバーSUVとなってしまったエスクードだが、3代目はラダーフレーム一体型モノコックボディとなっており、デフロックや副変速機付4WDシステムなど、本格クロスカントリーモデルとしての性能を有している。
5ドアモデルはしっかり5人が乗れるスペースを有しているし、2012年に実施されたマイナーチェンジ後のモデルでも150万円ほどの予算があれば比較的低走行車を狙うことができるのも嬉しいところだ。
最後はコンパクトで5ドアのSUVが欲しいという人向けに、トヨタ ラッシュ/ダイハツ ビーゴはどうだろうか。5ナンバーサイズのボディに1.5Lエンジンを縦置きしたモデルという点は共通しており、サイズ的な制約がある人にはピッタリだ。
走破性にまつわる部分もセンターデフロックも可能なフルタイム4WDシステムを搭載し、ボディはビルトインフレーム式を採用し、実は高い実力を兼ね備えている。ただ注意したいのが、一部グレードで2WDモデルも存在しているという点で、安さに飛びついたら2WDだったということのないようにしたい。




















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