時代が違えば伝説だった?? 忘れられた名車にもう一度エールを!!

開放感のあるルーフが魅力だった4ドアセダン

●日産 ティアナ(2代目)

時代が違えば伝説だった?? 忘れられた名車にもう一度エールを
2代目日産 ティアナ。写真はスタイリッシュガラスルーフ仕様のモデルで、3.5リッターモデルにはこのルーフが標準装備され、2.5リッターではオプションだった

 日産が2003年に販売を開始した4ドアセダンのティアナは、同社のローレルやセフィーロに代わる高級路線のモデルであり、比較的手堅い作りのクルマだったが、実は2008年登場の2代目ティアナにはユニークな装備を持った仕様も存在していた。

 それが「スタイリッシュガラスルーフ」と呼ばれる全面ガラスルーフを装備したモデルだ。

 ボディのルーフ部分がすべてガラスになっていて、前席と後席の上部にはサンルーフも設けられるなど、4ドアセダンでありながら遊び心も十分にあった。

 2代目ティアナには、Z33型フェアレディZと共通のVQ35DE3.5リッターV6エンジン(最高出力252ps)を搭載するモデルも用意されるなど、動力性能も申しぶんなかった。

 初代ティアナからのコンセプト「おもてなし」を引き継いだ2代目ティアナは、高級感もしっかり確保され、スタイリッシュガラスルーフのように独自の装備も持った魅力的なクルマだったが、残念ながら大ヒットモデルにはなれなかった。

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