八丈島で開催された国沢「でん吉」号の試乗会にホンダの電動原付EM-1 e:が登場。元ホンダレディでラジオのパーソナリティを務めるトンちゃんこと佐藤ともみさんが、初めての電動バイクで八丈島半周のエコランに挑戦した
文:佐藤ともみ/写真:和田清志・ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】あらら、こんな簡単なの!? ホンダ謹製電動バイクのすごいとこがコレ(6枚)画像ギャラリー何があるのかわからないまま身体一つで八丈島にやってきた

国沢さんから久しぶりに連絡をもらいました。「八丈島で電動原付バイクに乗りましょう。八丈島はとにかく楽しいから!」。「ハチジョウジマ……ってどこだろう? と地図で確認すると、東京都のずっと南のほう。
東京から南の海上287kmのところにありますと書かれてある。南国……パラダイス……おいしい食事とスイーツ。きっとそうに違いないと何があるのかわからないまま「行きま~す」と返事をしました。
八丈島空港に降り立つと、気温は東京都心と変わらないものの、湿度が低めですごしやすそう。走るクルマが品川ナンバーなのに戸惑っていると、国沢さんから「トンちゃん、これね」と渡されたのがホンダの電動原付バイクEM-1 e:のカギ。
「原付バイクに乗るのは何年ぶりだろう? 電動バイクってことは電気で動くのね……どうやって充電するんだろう……。」といろいろ興味が湧いてきました。
電池セット超簡単!! 小柄な女性でも余裕で使えちゃう
充電に関してはモバイルパワーパックe:と呼ばれる持ち運びできる電池を専用のパワーパックチャージャーe:を使って充電し、バイクのシート下にセットすれば完了。
コンセントなしだから充電場所を選ばないんです。重さは10.2kgと軽くはないけれど、ガソリンの給油と違い、クリーンで臭いもしないのがいいですね。パワーパックチャージャーe: は100V電源で満充電まで約6時間ということで、夜充電し朝セットを繰り返す感じですね。
30km/h定地走行距離は約53kmということですが、いったいどのくらい走るんでしょう? それは、これからのテストで明らかになります。
そして大事なシート高は740mmと小柄な女性でもしっかり脚がつき、車重は92kgだから、方向転換など取り回しも悪くない印象です。
さあ、スタートです。八丈一周道路をぐるっと回る27kmほどのコースを走ります。優しくアクセルを開けていくとスムーズに加速していきます。
最高出力は1.7kW(2.3ps)なので、びゅ~んというような加速ではないのですが、ガソリンの原付バイクよりも断然乗りやすい印象です。ECONモードという航続距離を約15%伸ばしてくれるそうですが、そのぶん加速がマイルドになり、30km/hで頭打ちになります。なので、登坂ではスタンダードで走ります。
音が出ないので最初は不思議な感覚でしたが、慣れてくると八丈島の鳥のさえずりや木々がなびく音がよく聞こえ、とっても新鮮な印象です。思わずハミングしながらアップダウンのある道ワインディングを走っていきます。
女性がスクーターに乗るというと、なんだか「手っ取り早く」乗っている印象がありますが、EM-1 e:に乗っていると、「きれいに乗れているかな?」と気になってきます。自分の影を見ると髪がしっかりとなびいて「なかなかいい感じ!」と思って楽しくなってきました。








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