「トヨタ優勢のなかで奮闘する日産の主力コンパクト」 日産・ノート

通称名別の新車販売台数ランキングを見ると、トヨタ車ばかりで他メーカーはごくわずか。そんななかランキング入りの常連で、かつ毎年のようにトップ5入りしているのがノートだ。
2020年にモデルチェンジした3代目はハイブリッド専用車となったことが特徴。発電用の1.2リッターエンジンに高出力モーターをドッキングした「e-POWER」は第2世代に進化し、モーターの出力・トルクを向上させたことに加えてインバーターを小型・軽量化。さらにエンジンの効率を高め、加速性能とともに燃費性能もアップした。
エクステリアは、同社のEV「アリア」とデザインコンセプトを共有し、Vモーショングリルを持つフロントマスクや横一文字のリアコンビランプなどが特徴。
インテリアは、センターディスプレイ一体のメーターやブリッジ型センターコンソールなど、先進的なデザインとなっている。
そして、2023年にはマイナーチェンジを実施してフロントマスクがより未来感あふれる意匠となり、インテリアの機能性も高められた。
コンパクトカークラスといえば、各メーカーから主力車種が送り出される激戦クラス。そんななかでひと際存在感を放つのがノートなのだ。
「ちょうどいいサイズでファミリー層にモテモテ」 ホンダ・フリード

初代デビュー以来、ホンダの主力車種として活躍してきたフリード。ライバルのシエンタと接戦を繰り広げながら新車販売台数では常にトップ10をキープし、その地位を不動のものにしている。
そんなフリードは3代目が登場して早くも1年を迎えたが、その人気に陰りはない。
歴代フリードの「ちょうどいい」価値をさらに進化させた3代目は「エアー」と「クロスター」という2つのバリエーションを設定。前者は上質で洗練されたシンプルなデザインで親しみやすさや高いクオリティを表現。後者は専用の外装パーツを採用してアクティブさや力強さを演出している。
インテリアは乗員全員がゆったりとした気持ちになれる空間を目指すとともに、ウォークスルーや2列目へのアクセス性を高めるなど、使い勝手も向上。3列6人乗りが基本だが、エアーは2列目ベンチシートの7人乗り、クロスターは2列5人乗りも用意する。
そして、パワートレインは1.5リッター直4ハイブリッドと同ガソリン仕様の2種。どちらも新搭載だが注目は前者で、ホンダ独自の2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。モーターならではの低速からの力強い走りを提供しつつ、圧倒的な燃費を実現させた。
ファミリー層から絶大な支持を集めるフリード、この人気はしばらく続くだろう。
「圧倒的な人気を誇る軽自動車の小さな巨人」 ホンダ・N-BOX

現在の軽自動車で不動の人気となっているのがN-BOX。
軽自動車の新車年間販売台数では2015年から昨年にわたって、さらに今年の1〜6月でも1位を死守している。N-BOXシリーズとして+(プラス)や/(スラッシュ)も含めたデータとはいえ、ここ10年での人気は圧倒的だ。
もはや、軽自動車のレジェンドに名を連ねたと言えるN-BOXだが、2023年にデビューした現行モデルは3代目。
先代の特徴だった軽自動車最大級の室内空間はそのままに、さらに大人4人がのびのび過ごせる空間を追求。見通しが良く運転しやすい視界や乗り物酔いをしづらくする工夫など、さまざまなアイデアが取り込まれている。
エクステリアはシンプルな造形を基本に、人間の瞳のような造形のヘッドライトを採用するなどしてより親しみやすさを表現。従来同様、品格と高性能を演出したクールなカスタムシリーズもラインナップする。
また、全車に装備される安全運転支援システム「ホンダセンシング」もさらに進化し、安心・安全性が向上した。
ちなみに、初代から今年6月までのN-BOXの累計販売台数はなんと284万2287台! まぎれもない軽自動車の中心モデルなのである。
【画像ギャラリー】売れ続ける名車たちをもっと見る(15枚)画像ギャラリー















コメント
コメントの使い方売れる前に散々苦労してるからでしょうね。
開発と設計、個体差減らしつつ多量生産する設備等に、スーパーカーの百倍とも言われる資本とマンパワーを割いてるわけですから