「アメ車って意外とアリ?」なんて思い出した人のための日常で乗れる“現実派”アメリカ車5選

「アメ車って意外とアリ?」なんて思い出した人のための日常で乗れる“現実派”アメリカ車5選

 トランプさんに押し売りされているアメリカ車。日本で売れている印象は皆無に等しいけれど、じつはイマドキのアメ車は思っている以上にコンパクトだし、見た目も悪くないし……ちょっと考えてみる価値があるかもよ。

文/FK、写真/キャデラック ジャパン、Stellantis ジャパン、Tesla, Inc.

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多くの若者を魅了してやまない“元祖SUV”のジープ・ラングラー

アメ車って意外とアリ? なんて思い出した人のための日常で乗れる“現実派”アメリカ車5選
ラングラーシリーズの頂点に君臨するアンリミテッド ルビコン。フルフロートリアアクスル、専用の17インチアルミホイール、12ウェイパワーアジャスタブルシートが標準装備となる

 1941年、米軍兵士をサポートするために生まれたジープ。そのDNAを脈々と受け継いできた同ブランドの象徴ともいえるモデルがラングラーだ。

 現在販売されている現行モデルは2018年秋に11年ぶりのフルモデルチェンジを行い、全身が進化した通算4代目となる。

 その特徴は7スロットグリルや台形ホイールアーチが息づくボクシーなフォルムといったラングラーならではの伝統的な要素を受け継ぎながら、モダンに洗練させたアイコニックなフォルム、ヘリテージを受け継ぎながらクオリティを一新したインテリア、ラングラー史上最強の走破性、先進テクノロジーや安全性能の充実など枚挙に暇がない。

 2025年でフルモデルチェンジから7年が経過しているが、現在販売中のモデルは2024年5月に大幅な改良を実施。

 従来のセミフロート構造と比べて最大牽引能力を向上したフルフロートリアアクスルの採用(Unlimited Rubiconに適用)、従来のマストアンテナに代わるフロントウィンドウシールドに統合したアンテナの採用(全グレードに装備)、快適なドライブを提供する12ウェイパワーアジャスタブルシートの採用(一部グレードに適用)に加え、車両本体価格789万円のエントリーグレード“Unlimited Sport”を設定して充実したラインナップを展開。

 クルマ離れが叫ばれて久しい昨今においても、多くの若者から絶大な支持を集めているジープ・ラングラーは“現実派アメリカ車”の筆頭モデルといえるだろう。

日本のSUVに飽き足りない…という人は都会的なジープ・コンパスはいかが?

アメ車って意外とアリ? なんて思い出した人のための日常で乗れる“現実派”アメリカ車5選
都会的で洗練されたフォルムのなかに、80年間にわたって進化を続けてきたオフローダーのスピリットと最先端のスペックが息づくジープ・コンパス

 2006年に生産を開始したコンパスは、2012年に日本での販売を開始した抜群のフットワークを誇るコンパクトSUV。現行モデルは2017年にフルモデルチェンジを行った2代目となる。

 ジープのフラッグシップモデル“グランドチェロキー”を彷彿させる流麗かつダイナミックなフォルムはもとより、コンパスでは実用性・先進テクノロジー・優れた安全性能などが充実していることも特筆点。

 特に、すべてが刷新されたインテリアは高品質で柔らかな素材にこだわったデザインによって、より洗練されたスタイルへとアップデートされている。

 例えば快適な座り心地を提供するレザーシート、旅の疲れを最小限に留めるサポート機能を搭載したフロントシート、積み込む荷物に合わせてアレンジできる40:20:40の分割可倒式リアシート、大容量の収納スペースを設けたセンターコンソールなどが抜群の居住性の良さを提供してくれるのだ。

 また、独自の高効率バルブリフトシステムを採用した2.4リッタータイガーシャークマルチエア 2直列4気筒エンジンは、インテークバルブを高精度で制御するオイルアクチュエイターの採用などにより優れた出力特性と経済性の両立を図りつつ、静粛で滑らかな走りを実現。

 加えて、12種類の車両マネジメントシステムを連動させることであらゆる路面状況で高い走安性を実現するセレクテレインシステムも搭載。砂地・泥地・雪道などの条件が悪い路面に適したトラクションを得ることも可能で安心感も高い。

 このように、必要にして十分な機能を搭載するコンパスは車両本体価格も479万円からと比較的リーズナブル。人とは違ったSUVが欲しいという人にはうってつけの1台かも!?

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