ジッパー合流も渋滞緩和させてくれる行為
渋滞時はまた、インターチェンジ等で本線に合流してくるクルマが、渋滞中の車列の横を通り過ぎ、加速車線の一番先頭まで進んでから合流するというのも「ずるい」と思われがちですが、これも実は渋滞を緩和させてくれる行為。
本線が渋滞していると、合流しようとするクルマは、本線上のクルマのすきを狙って、加速車線のさまざまな箇所で合流していきます。しかしながら、規則性なく合流することは、本線上のクルマのブレーキを誘発し、渋滞をさらに悪化させてしまうことに。高速道路各社も、渋滞時は加速車線の一番先頭まで進み、一台ずつ合流する「ジッパー(ファスナー)合流」を心がけてほしいとしています。
無理な車線変更も渋滞を悪化させる要因です。渋滞の気配を感じると、追い越し車線へ移ろうとするドライバーが増えますが、これも後続車のブレーキを誘発して、渋滞が悪化する要因となってしまいます。渋滞時には(クルマが集中する)追い越し車線より走行車線のほうが流れがよいケースも多く、渋滞の際に追い越し車線に無理に移動することは、自分にとっても周囲にとってもメリットのない行為です。事故やトラブルの原因にもなりますので、渋滞時の車線変更は必要最小限にとどめるようにしてください。
周囲の視線を感じながらあえて車間距離を広くとるドライバーを褒めたたえよう!!
渋滞時に車間距離を広くとっているドライバーは、多くのドライバーが抱きがちな「少しでも前に進みたい」という気持ちを抑えて、渋滞緩和のための行動してくれている「神ドライバー」であり、ジッパー合流をするドライバーも、本線上で渋滞しているクルマのドライバーの視線を感じながら、あえて加速車線の一番奥まで進み、後続のクルマがジッパー合流をしやすくしてくれる「神ドライバー」です。
渋滞は、我々の運転操作である程度緩和することができます。もちろん、すべての場面で広く車間距離をとることができるわけではないですし、周囲の視線もかなり気になります。渋滞中に、このような「神ドライバー」を見かけたら、イライラするのではなく、「素晴らしい!!」と褒めたたえましょう。
【画像ギャラリー】渋滞を起こさない「あえてのゆったり車間距離運転」を褒めたたえよう(7枚)画像ギャラリー








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