「これはGT-Rとの永遠の別れではない」
ちょっと話が逸れたが最終生産車はTスペックのミッドナイトパープル。2025年8月26日、12時16分。ついに最後のR35 GT-Rがオフラインした。累計生産約4万8000台(正確な生産台数は非公開)。
世界中で愛されたGT-R。最後のR35は国内仕様だ。日本のスーパーカーの最後は日本で終える。なんだか嬉しいとともに18年間の思い出がドッと溢れてくる。生産終了は残念ではあるが、ここまでよくも生産を続けたと日産を賞賛すべきだと思う。
こんなにも魅力的で、正統派なスーパーカー、しかも乗り手も天候も選ばない。名実ともに18年間に渡り世界に日産の威信を知らしめたGT-R。それも栃木工場で生産に携わった皆さん、横浜エンジン工場で心臓部を生み出した匠、開発部門など多くの部門で働いた日産ワーカー、そして部品供給サプライヤーたちの血と涙の結晶だろう。
新型についても言及があった。イヴァン・エスピノーサCEOはビデオメッセージでこう語った。
「これがGT-Rとの永遠の別れではありません」
GT-Rはいつか帰ってくる。R32でGT-Rが第二世代として復活するまでには16年かかったが、R36についてはそこまで遠い未来ではないだろう。すでに開発は進んでいるのだ。
カムバックの時、日産は必ずこのR35の歴史をあらためて振り返って、史上最高のGT-Rを演出してほしいと思う。電動化は避けられないと思うが、それでもGT-Rが日産にあることは他社にはない絶対的なアドバンテージなのだから。


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