車種別の全窓サンシェードを取り付けるのがオススメ
フロントウインドウに装着するサンシェードだけではあまり効果がないならすべての窓を覆い、直射日光を完全に遮断する全窓タイプのサンシェードはどうなのか?
工具不要で装着できる吸盤式やマグネット式、車種別のシェードが販売されており、UVカット率99%以上の高性能サンシェードも普及しています。ただ全窓タイプなので8枚のシェードを取り付けるのが面倒くさいという一面もある。
3時間放置した後のクルマでリモートエアコンを20分作動させ、サンシェードなしと全ての窓をサンシェードで覆った全窓タイプのサンシェードとテストを行ってみた。
サンシェードなしは、20分後でも車内温度は30℃以下にならなかったのに対し、全ての窓をサンシェードで覆った時には15分で設定温度の25℃まで車内温度が下がった。
実際にクルマに乗り込むと、明らかにサンシェードを付けている状態の方が、車内の冷えは早い。さらにシェードを外して走行を始めた後にも、大きな違いを感じられた。
サンシェードなしの時には、ダッシュボードやステアリング、シートなどが大きな熱を持っており、エアコンの冷気をかき消すほどの熱気を車内に放出し続けています。座っているシートも熱いため、乗っているドライバーはしばらく汗だくだった。
対してサンシェードを全ての窓に付けていた時には、シートやステアリングはほとんど熱を帯びることがなく快適。ダッシュボードだけは、走行中にも日差しが当たるためしばらくすると熱を帯びていましたが、それでもサンシェードをなしの状態よりは熱くなく、放熱が非常に少ない状態で走行することができた。
さらに、後席以降の窓にスモークフィルム、運転席&助手席側のサイドウインドウには、透明遮熱フィルムを貼るのがオススメ。
道交法で運転席&助手席側のサイドウインドウに貼るフィルムは、可視光線透過率70%以上と決められているが、住友3M製透明遮熱フィルム「クリスタリン90」は、フィルム単体の可視光線透過率91%を実現しながら、暑さのもととなる赤外線(900~1100nm)を92%カット。また肌に有害な紫外線も99%以上カットするという優れものだ。
炎天下の日なたに駐車した後、一番早く冷やす方法
夏場の炎天下の30分駐車すると、車内温度は50度以上に達する。観光地や大型SCなどに長時間停めてから車内に戻るとき、車内温度やハンドルやシートが暑すぎてしばらく乗り込まないという経験を一度はしたことがあるはず。
では車内の温度を一番早く冷やす方法はあるのだろうか?
まずはドアの開け閉めを何度か繰り返し、窓をすべて全開にして、車内の熱気を抜きながら、エアコンは外気導入にしてしばらく走り、車内の空気を入れ代えることが、最も早く車内の温度を下げるコツだ。50℃近くに熱せられたシートに座って運転するのは不快だから、まずは熱気を追い出して、冷房を直接、座るシートに当てて冷やす方法もある。
窓を全開にしないで、窓を閉めたまま、内気循環にしてエアコンの設定温度を最低のLOWにして風量をMAXにしたことはあるが、涼しくなるまで時間がかかるし、燃費にもよくないのは明らかだ。
車内温度が十分下がって外気温よりも低くなったら、内気循環モードにすることでエアコンの負荷が減り、燃費向上につながる。
ただし、内気循環モードのまま長時間運転していると換気が悪くなり、車室内のCO2(二酸化炭素)濃度が高くなって眠くなることがあるため、快適な運転をキープするために内気循環モードと外気導入モードは定期的(30分に1回程度)に切り替えながらドライブすることが肝心だ。
高級車のオートエアコンは、PM2.5センサーなどで外気が汚れているのを感知すると自動的に内気循環に切り替わり、一定時間後に再び外気導入に戻るという外気導入が基本の制御になっている。



コメント
コメントの使い方俺の車、設定温度は下は20℃までだぞ。18℃設定ある車あるのか?
あるよ。
私のアクセラは最低が18℃。