2024年の交通事故多発交差点ランキングが発表された。今年も全国ワースト1に輝いてしまったのは、東京の池袋六ツ又交差点。2年連続の不名誉な結果だ。ここだけでなく、交差点は危険度の高い場所であることを改めて認識したい!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日本損害保険協会、Adobestock(トビラ写真=Honda Hiroyuki@Adobestock)、photoAC
【画像ギャラリー】編集部員も緊張する六ツ又交差点はこんなところ!(4枚)画像ギャラリー事故の半数以上は交差点で発生
日本損害保険協会によれば、全国の人身事故29万0895件のうち、16万9284件が交差点で発生しており、その割合は58.2%に達している。死者は1200人、重傷者1万7393人、軽傷者は17万8356人と深刻な数字が並ぶ。まさに交差点は「事故の主戦場」といえる。
都道府県ごとの特徴を見てみると、都市部は交通量の多さと複雑な交差点形状が要因。大阪では右折や直進のタイミングでの出合い頭事故が多く、兵庫では坂道や見通しの悪さが事故を誘発している。東京では歩行者・自転車とクルマの交錯が大きな課題だ。
ワースト交差点ランキングTOP5
さて、人身事故多発交差点のランキングTOP5だが、ワースト1は東京都「池袋六ツ又交差点」で17件。
ここはベストカーWeb編集部からも遠くないが、文字通り6方向からの交通が入り乱れる複雑な交差点。さらに上部を首都高5号線と六ツ又陸橋がまたいでいるため、見通しの利かない点がネック。交差点内でまごついてしまう車両もいて、通過には緊張を要する交差点だ。
続くワースト2には、大阪府「谷町9丁目交差点」と兵庫県「鵯越交差点」が並び、それぞれ15件だった。さらにワースト4として、東京都「四谷四丁目交差点」「瀬田交差点」、大阪府「安井町交差点」、兵庫県「打出交差点」が名を連ね、いずれも14件という結果になった。
全国交通事故多発交差点マップはネットで公開されており、通学路の安全点検や企業の運転研修にも活用されている。数字で“交通事故の危険”を可視化することは注意喚起にもつながるが、クルマ好きにとっても、走るフィールドを知るうえで役立つツールであることは間違いない。






コメント
コメントの使い方