プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選

プレリュードとそのライバル

●ホンダ プレリュード

プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選
まさかの復活を果たしたホンダ プレリュード。かつては「デートカー」の花形として人気モデルとなったプレリュードだが、現在の位置づけはどこになるか?

 2025年9月に販売が開始されたホンダの6代目プレリュードは、2001年の5代目の生産終了から数えて実に24年ぶりの復活となった。

 当然ながら5代目との技術的なつながりはなく、名称と2ドアスポーツクーペというカテゴリーのみを引き継いでいる。

 6代目プレリュードのボディスタイルはノッチバックとなり、厳密にいえば3ドアモデルになるが、このプレリュードをスポーツクーペに区分することに異論をはさむ人はまずいないだろう。

 パワーユニットは現代のモデルらしく2.0リッター直4ガソリンエンジンに電動モーターを組み合わせたハイブリッド方式が採用されている。

 駆動方式は前輪が駆動するFFで、これは歴代のプレリュードと同様だ。

 そして気になる価格は約618万円と、決して安いとはいえない。

 そもそも歴代のプレリュードはスペシャリティカーという位置づけのクルマであり、価格が高くなるのもやむを得ないといったところ。

 新世代のプレリュードが、どのようなかたちで市場に受け入れられるのか期待を込めて見守りたい。

●日産 フェアレディZ

プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選
現行型日産 フェアレディZ。登場は2022年で、日産では先代のビッグマイナーチェンジモデルとしているが、実際にはほぼフルモデルチェンジされている

 このクルマをクーペに分類するか、それとも純粋なスポーツカーと考えるのか意見の分かれるところではあるが、ボディフォルム自体はクーペタイプと呼んでも差し支えないだろう。

 今回フェアレディZを紹介するのは、現行型の価格帯が新生プレリュードに近いというのが理由のひとつになっている。

 現行型のフェアレディZは約550万~676万円で販売されていて、これはプレリュードとほぼ同価格帯といってよい。

 プレリュードと異なるのは、フェアレディZが初代登場の1969年からずっと作り続けられていることで、現行の7代目RZ34型は、先代のZ34型からプラットフォームを引き継いでいる。

 現行型の販売開始は2022年で、新型プレリュードに比べるとやや新鮮味には欠けてしまうが、そのぶん56年にわたる歴史の重みがあり、熱心なファンも多い。

今でも乗りたい! 魅力的なスポーツクーペ

●日産 スカイライン クーペ

プレリュードで復権なるか!? おじさん悶絶のスポーツクーペ5選
日産 スカイライン クーペ。写真は2007年にデビューしたCKV36型で、2016年まで生産が続けられた。現時点でスカイラインのクーペはこれが最後のモデル

 日産が販売するスカイラインは、日本車史上屈指の人気と評価を誇るシリーズなのは周知のとおり。

 かつては2ドア&4ドアのバリエーションがあったスカイラインも、現行の13代目V37型ではセダンモデルのみが販売されている。

 これはスカイラインの高性能バージョンたるGT-Rが独立した車種になった影響も大きい。

 そんなスカイラインも先代までは2ドアのクーペモデル、その名もズバリのスカイライン クーペが存在していた。

 型式番号CKV36型スカイライン クーペの登場は2007年で、333psを発生する3.7リッターV6エンジンを搭載するハイパフォーマンスカーだった。

 ボディデザインもスカイラインシリーズの伝統を継ぐ流麗なもので、性能や装備も人気を集めた。

 残念ながら2016年をもってスカイライン クーペの生産は終了し、この時点でスカイラインシリーズからクーペモデルがなくなってしまった。

 スカイライン クーペを手に入れたいなら中古車から探すしかないのだが、程度の良い個体は250~300万円で取り引きされていて、それなりの出費が必要になる。

【画像ギャラリー】プレリュードが火をつける!? スポーツクーペ再燃(17枚)画像ギャラリー

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