第5位:トヨタ カローラアクシオ/フィールダー(2012年5月登場 車齢:13歳4カ月)
5ナンバーサイズの「日本向けカローラ」として登場し、現行の本流カローラ登場後も販売されている。
ビジネスユースに加え一般にも根強い需要があるのが長寿の秘訣。絶版が決まっているが、需要があるだけに何らかの形での後継車の登場が望まれる。
第4位:日産 エルグランド(2010年8月登場 車齢:15歳1カ月)
アルファード/ヴェルファイアが席巻するラージサイズミニバンの先駆車で、現行型はアル/ヴェルよりどこか地味なのは否めない。
「開発の放置」という事情があるが、遠くないうちのフルモデルチェンジで心機一転を期待したい。
第3位:日産 NV200バネットワゴン(2009年5月登場 車齢:16歳4カ月)
商用バンベースとなるミドルミニバンで、FF構造のパワートレーンに1.6L・NAを搭載。長寿の理由は商用車ゆえのモデルサイクルの長さと、モデルチェンジによる費用対効果の大きさ。2026年度で姿を消すのが残念。
第2位:三菱 デリカD:5(2007年1月登場 車齢:18歳8カ月)
相当な悪路にも対応する唯一無二のミニバン。市場のニッチさと完成度の高さで需要を独占している。それに加え、2019年の超ビッグマイナーチェンジでアップデートがしっかり行われている点も長寿を強く後押ししている。
第1位:トヨタ ハイエースワゴン(2004年8月登場 車齢:21歳1カ月)
ハイエースワゴンはスーパーロングボディもある10人乗りワゴンに加え、メインとなる商用バン、ミニバスとなる14人乗りコミューターも設定される1BOXカーの王者。
長寿の理由は基本設計の素晴らしさに尽き、長寿は結果的に中古品も含めた補修パーツの入手の容易さにも貢献。
* * *
モデルサイクルの長さがひと昔前に比べ7~8年と長くなったからか、15位のロードスターでも10年(歳)と、世代交代を長いことしていない現行国産車は意外と多い。
新型開発に踏み出せないモデルがある一方で、一定の人気があるので売り続けている……というモデルも。同じ「長寿」でも事情はさまざまなのだ。


コメント
コメントの使い方プロボックスは? 2002年の発売以来メーカー公式にはフルモデルチェンジしてないらしいが「乗用車」限定のランキングという趣旨?