え、国沢光宏氏がBYD シーライオン7を購入!? 「だったらお前買え!」ってみんないうから実際に買ってみたぞ!! 

え、国沢光宏氏がBYD シーライオン7を購入!? 「だったらお前買え!」ってみんないうから実際に買ってみたぞ!! 

 まさに青天の霹靂というほかないだろう。国沢光宏氏から受けた報告は、なんとBYD シーライオン7を購入したというもの! でも、国沢氏はこれまでBYDに対して、そこまで高評価って印象はなかったけど……。一体なにが起きてるの!?

文/写真:国沢光宏

【画像ギャラリー】そこまで言うから購入したぞBYD シーライオン7! 今後もじっくりチェックしていくぞ!!(8枚)画像ギャラリー

人柱上等!! そこまで言うなら買ってみた!

購入の理由はなんと好奇心と冒険心!? 本気でレビューするためにも人柱となる覚悟で購入
購入の理由はなんと好奇心と冒険心!? 本気でレビューするためにも人柱となる覚悟で購入

 BYDのシーライオン7を購入した。今まで私はBYDに対しネガティブな評価をしてきたこともあり、少なからぬ人から「なんでBYD?」と聞かれる。こらもう”クルマ好き”なら誰でも持つだろう好奇心が購入動機だったりする。私の場合、新しいモノは大好物。だから初代プリウスや初代リーフ、初代MIRAIを買った。自動車評論家としても新興勢力を試してみる価値はあると思う。

 もう一つ。BYDやヒョンデの試乗レポートを書き、少しでも高い評価をすると「だったらお前買え!」みたいなことを言われる。同業者の皆さんに聞くと、ユーチューブなどでBYDとヒョンデの試乗動画を上げるとメチャクチャ叩かれるという。

 確かにヒョンデとBYDを買ったメディア関係者って居ない。1人くらい人柱上等で乗るヤツが出てきたっていいでしょ。

補助金も考慮すれば欧州EVを買うよりアリかも

495万円が補助金もろもろあわせて実質345万円に
495万円が補助金もろもろあわせて実質345万円に

 とはいえダメなクルマを買うつもりなんか100%無い。候補としたクルマをじっくり試乗し、最終的にマイナー後のアイオニック5とインスター、シーライオン7の3モデルに絞った。どれも試してみる価値のある良いクルマである。

 大いに迷った。アイオニック5はデビューから時間が経っているためテスト車としての新鮮さと言う点で少しばかり物足りず。

 インスターにしようかとも思ったけれど、BYDが突如シーライオン7に73万円の補助金を出してきた。495万円-73万円=422万円。フル装備のインスターは357万円だから、70万円の差しか無い。一方、クルマのサイズはBセグとEセグである。シーライオン7、BYD補助金無しの495万円ですら同じクラスの競合車からすれば安い。この時点でシーライオン7に決めた。

 ちなみに国の補助金35万円に加え、東京都は国以上の補助金が出る。実質的な支払い総額は4年間のサービス費用込みで345万円。この金額なら「欧州製の電気自動車を新車で買う」という修行に比べればずっと緩い。

 車両保証4年/10万km。電池保証10年/30万kmもリーズナブル(日本から撤退しちゃったらオシマイです。念の為)。3年乗れれば良しと考える。

このサイズで、このパワーなら上等!

サイズやパワー、内装、質感も金額からいったら申し分なしといったところか
サイズやパワー、内装、質感も金額からいったら申し分なしといったところか

 ということで10月8日に納車されたのだけれど、日本仕様の初期ロットと思われる広報車よりずっと良い仕上がりだった(2025年7月生産)。物足りない装備はTVとチルト&テレスコが電動じゃないことくらい。それ以外、文字通り豪華装備である。シートは高級とされるナッパレザー。電動リアゲート、ガラスルーフ、ディナウデオのプレミアムサウンド等々、全て付く。

 最高出力312馬力は4000cc級のガソリンエンジンと同等の走りをする。航続距離カタログだと590km(実力で450kmくらいだと思えば間違いない)。急速充電性能も105kW。150kWを使うと30分の急速充電で200km走れるだろう。

 ボディサイズが全長4830mm×全幅1925mmあって大きいため、押し出しも効く。果たして相当の満足度だったりする。何より質感で欧州勢に負けてない。

次ページは : 気になる乗り心地は?

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…