乗っているクルマによって他人からの評価が上がるケースはままある。しかし、誰もが高級車を買えるわけではない。そこで今回は、100万円台で購入できてなおかつ渋さも感じられる掘り出しモノの中古車をピックアップしてみた!
文:長谷川 敦/写真:スズキ、スバル、トヨタ、日産、マツダ
【画像ギャラリー】100万円台で“洒落た大人感”が出せる中古車たち(19枚)画像ギャラリーカッコいいセダンを手に入れたい
●トヨタ マークX
クラウンとコロナの中間に位置する存在として1968年に誕生したセダンがマークII(当初はコロナマークII)で、その後継車種が2004年デビューのマークX。
初代モデルは12代目トヨタ クラウンのプラットフォームやエンジンを流用して、ミドルクラスに属するモデルながら高級感も確保していたのが特徴だった。
2代目モデルは2009年に発売され、初代のイメージを引き継ぎつつも、よりプレミアム感を強調した仕上がりになり、フラッグシップとして、高出力な3.5リッターモデルも引き続き用意された。
2012年にはマイナーチェンジ(中期型)を実施して近年のトヨタ製モデル共通の顔つきになり、さらに2016年にもマイナーチェンジ(後期型)が行われたが、すでにセダン人気は低迷期にあり、この2代目をもってマークXの短い歴史に幕が下ろされることになった。
2020年1月に販売が終了したマークXは、現在でも多くの中古車が流通している。
2代目モデルの中古価格は38万~730万円と幅が広く、極上程度の個体は高額になるものの、100万円台で取り引きされている車体も多い。
初代マークXならさらに価格は安くなるが、当然ながら生産終了から長期が経過しているため、状態の良い個体は少なくなる。
正統派セダンのマークXならば大人が乗っていても違和感がなく、周囲からも渋いチョイスと思われるはず。
●スバル インプレッサG4
スポーツ志向が強く、実際にWRC(世界ラリー選手権)でも活躍したスバル インプレッサ。
1992年発売の初代モデルから、4ドアセダンをはじめ、2ドアクーペやワゴンなど、多彩なボディスタイルを展開していたインプレッサだが、セダンモデルは2011年登場の4代目モデルからインプレッサG4という名称に改められた。
2016年発売の5代目でもG4の名は引き継がれたが、2023年のモデルチェンジでインプレッサは5ドアハッチバックモデルのみとなり、G4自体は2代で終了することになった。
インプレッサシリーズのなかでは大人向けのイメージもあるG4は、スバルお得意の水平対向エンジンを搭載しパワーも申しぶんなし。もちろん主力である4WD仕様もラインナップされていた。
初代G4~2代目のボディデザインには共通点も多く、比較的最近のモデルのために古臭さも感じさせない。
そんなG4だが、初代&2代目ともに100万円台で流通している中古車の数も多く、しっかり選べば程度の良い個体も入手できる。
たとえ“スバリスト”でなかったとしても、購入を考慮する価値は十分にある。





















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